2024年3月16日の日経新聞のトップ記事。
この記事にも
「マイナス金利政策」
「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)」
「上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(REIT)」
なにやら難しい専門用語がならぶ。
このタイミングだからこそ読んでおきたいのが、西野智彦さんの著作
「ドキュメント 異次元緩和 ---10年間の全記録」(岩波新書)。
素人にはなかなかなじみにくい言葉の解説や人事をめぐる秘話も含め、この10年間の金融政策をめぐる動きを丹念な取材をベースに丁寧に解説してくれている力作。
神保町ブックセンターで手にした日、難しいところは飛ばしながらも、ドラマのように面白く、帰路、一気に読んでしまった。
日銀や中央省庁からの人材流失も止まらないらしい。政治家の責任はかくも大きく、自信家であればあるほど罪も深いと考えさせられた一冊。
(2024.3.18追記)
本編は、日本の未来を託された植田総裁へのエールとも感じられる言葉で締めくくられている。
私も、天が植田総裁を味方することを心から願ってやみません。
西野さん、ありがとうございました。