ウラジジョウ

画像1 先週末、夜中3時に出発して京都へ向かっていた時のこと。一通のラインが…。先週送った3個口のリースのうち1つに不具合があったらしい。リースの一部がドアにあたり擦れる音が気になるので、新たに作ってほしいとの内容。すぐにでも対応しなければいけないけれど、もう400㎞くらい離れてしまったしどうしよう!気をつけて確認したはずなんだけどなあ。いろんな事が頭をめぐり、一瞬パニック。お客様には取り急ぎお詫びと、戻るのが日曜夜なので、月曜か火曜にはお届けすることを伝えた。500㎞運転した後徹夜する覚悟で。
画像2 スワッグを作る時も直接壁に当たらないようラッピングしたまま飾れるようにデザインするし、リースの背面も十分確認して、デザインによってはリーフでパイルドして仕上げている。リースベースは蔓や柳の自然素材でできている物が多い。どうしても素材が壁面に当たると音が出たり傷ついたりするので、以前より気になっていることだった。表に影響せず裏側をスムースに仕上げるにはどうすればいいのだろう。帰宅してもまだ方法が見つからなかった。
画像3 小さな花束の集合体のリース。一つ一つの花束は木綿糸で束ねた。そしてリースベースに巻きつけるのも麻紐で。この時点でもはや自分への挑戦に。全ての過程でワイヤーは使わなかった。最後の裏側処理は伸縮包帯をコーヒー染した物を縫い付けることにした。格好良くはないけれど傷をつけないために。1通のメールから生まれたアイデア。ワイヤーを使わないリースの出来上がり。

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