【囲碁】3子局の指導碁で目から鱗の考え方!
こんにちは。
IGOcompany【U】@毎日note継続中(321日目)です。
公益財団法人日本棋院での15年間の勤務を経て、文章を書いたり、「囲碁」の普及活動をしたりしています。
「宇佐美囲碁教室」っていう教室や、武蔵小杉の「永代塾囲碁サロン」にて指導碁や交流会、「新百合囲碁学園」の学園長を任されたりしながら、世田谷や麹町、大学などで囲碁を教えて、ご飯を食べてます。
また、棋士の先生と協力して、川崎で囲碁を打てる場所を「兎に角、たくさん」つくろうと「川崎囲碁普及会」を立ち上げました。
先日、発売した本も好評発売中です.
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本日のnoteは、
ちょっと短めなんですが、
【囲碁】3子局の指導碁で目から鱗の考え方!
ってタイトルで、
棋士の先生に指導して頂いた局面を紹介したいと思います。
昨日は新大久保にあるチャンプ亭さんで、棋士の先生方と、チェスをしたり、将棋を指したり、囲碁を打ったりしてきました。
そんな中での指導碁からの一幕なんですが、
(お酒が入っていたとはいえ)3子局なら(少しは)僕の方が厚いかなって思っていたんですが、
今から紹介する打ち方が「ヌル過ぎた」ようなので、反省の意味も込めて紹介したいと思います。
白1と白がツケを打ってきた局面です。
皆さんだったら、どう打ってみたいでしょうか??
僕は、持ち時間もある碁だし、とりあえずこう打っておけば良いだろうと、「特に考えずに」下の図のように打ったんですが、これが本当にアマかったようです!!
【参考図① 黒がアマ過ぎる図】
ここでは、もっと、ギリギリまで石を張って打たないといけませんでした。
どう打つのが良いか分かりますか??
【参考図② 石を張って打つためには】
黒6とオシで打って行かないといけなかったのです。
そして、
白7に対してはどう打つのが良いでしょうか?
【参考図③ 低段者までは許される(?)変化】
素直に打つなら、黒8のハネですよね?
でも、
「5子局くらいなら、黒8とハネるのでもいいけど、太郎君レベルなら黒8でもアマイよ」との事でした。
では、
どう打つのが良いと思いますか?
【参考図④ 黒8のハサミツケで追求!】
下の図の、黒8のハサミツケが厳しい。このように白の石を追求するように打っていかなければ、3子局と言えど、すぐに差は縮まってしまうようです。
言われてみると「確かに…」と思いましたね。
最初の打ち方は随分白に楽をさせてしまっています。
僕が相手にしているのは、普段打っているアマチュアの方ではなく、棋士の先生なワケで、こうギリギリと石を張って打つ発想をしっかり持たないといけないなと、反省しっぱなしでした。
※ちなみに、級位者の方は、最初の参考図①の形で打っても立派ですよ!
いつも言っていますが、最強の手が、最善とは限りません。
我ながら、
指導碁慣れしてると言いますか、
僕はのんびりと打ってしまうトコロがあるので、こういう感覚に気づかせてくれて、ありがたい指導だったなと思いました。
「囲碁」って、ホント、面白いですよね。どんどんどんどん新しい発見があります。しっかりと勉強を続けていこうと、アラタメテ思った次第です。
それでは、
本日は、
ちょっと短めのnoteですが、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!