【囲碁】知っておきたい基本死活と、今週の囲碁の話題(20240117)
こんにちは。
IGOcompany【U】です。
囲碁をビジネスに起業して「宇佐美囲碁教室」っていう教室を運営したり、武蔵小杉の「永代塾囲碁サロン」にて指導碁や交流会をしたり、
「新百合囲碁学園」の学園長を任されたりしながら、世田谷や麹町、大学などでも囲碁を教えて、ご飯を食べてます。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
それから有料マガジンの購入ありがとうございました!!
こういうメールが来ると喜びます(笑。
あと今頃気づいたんですが、
マガジンの購入があると、
お知らせで知ることが出来るんですが、
ダッシュボードから販売履歴で「返信する」ことが出来るみたいでした。
(今頃ですが)せめて最近購入してくれた方には、返信させて頂きました。本当に本当にありがとうございました!
さてさて、
2024年もボチボチと始まってきました。
今年初の「月曜日の指導碁会」も、満員御礼で嬉しかったです^^。
良かったら、遊びに来てみて下さい。
さて、
本日のnoteは、
【囲碁】知っておきたい基本死活と、今週の囲碁の話題(20240117)
です。
前に書いたnoteが結構読まれていまして(需要あるんですね!)、
これからも週1くらいで定期的に囲碁の話題を載せてみようと思います!
個人的に気になった話題だったりするので、
何でこれを取り上げてないの?っていう抜けはあると思いますが、
ツラツラと載せてみます。
と、
その前に、
Twitterでつぶやいた図の死活を補足しておこうと思います。
右上隅のこの形なんですが、
教室では、
隅のL字型などと説明する基本死活の有名な形で、
「白先白死」の死活になります。
「白先白死」って書くと、ん?って思ってしまうかもしれませんが、
つまりはどう打っても白は生きないよという形なんですね。
以下に、
白の応手をいくつか載せておきます。
【参考図①】
白1とオサエれば、黒2のハネから黒4で「五目中手」です。
【参考図②】
隅の急所は「2の一」ってことで、
白1と打てば黒2が急所(ここに白が打てれば生きてしまいます)。
黒4のハネから、黒6と2目にして白死にの形。
黒2と黒6の2目の石を取っても「一眼」ですね。
【参考図③】
白1のマガリで白が生きそうと思う方も多いと思いますが、
これに対しては、黒は殺し方(取り方)が2通りあります。
まずは、黒2の急所から黒6まで。
もうひとつは、
「死はハネにあり」で、
黒2のハネから、狭めて急所でも白は生きがありません。
通常詰碁は1通りしか正解がないものなんですが、基本の形過ぎて、こちらはオキでもハネでも、白は二眼をつくることができません。
最後にちょっと宣伝で、
「二眼」難しいなぁって思う人がいたら、
本当の初歩の初歩から解説している、
いちばん最初の「二眼」のドリルを出版しているので、良かったらサンプルだけでも眺めてみて下さい。
書き込みをしやすい大きめサイズの本です。
それでは、
今週の囲碁の話題(20240117)
に触れていこうと思います。
「由香里杯争奪レディースオープン囲碁トーナメント」の申し込み〆切が、1月21日(日)だそうです。
女性のみのトーナメントで、参加できる方がウラヤマシイなぁって思ったりもしますね。まだ、定員に達していなくて、申し込みは可能のようなので、我こそはって思う人は是非!
それから、
「棋譜」の利用について、判決が出たようです!(これは将棋の棋譜についてですが、囲碁も同じように判断できると思います)。
基本的に、
棋譜の利用は自由ってことになるんだと思います。
おそらく、このnoteを読んでいる方にとっては、
「へぇ~、そうなんだ」くらいの話題だと思いますが、
業界(?)的には非常に大きな判決ですね!!
ちょっと囲碁界が良い方向に進みそうな気が。。。
前にnoteでも書きましたが、
棋譜って記録なので、
例えば、
サッカーの試合の映像を流したりするのは権利があると思うんですが、2-0で終わった試合について、この試合はこういう流れで(個人的な意見では)このプレイがポイントで、こういう風な試合でしたって書くのは一般的には認められているんですよね。
将棋や囲碁の棋譜についても同じで、
そうなると考えられてはいたんですが、
そうは言っても誰も裁判をしなかったので、
(波風を立てなかったって表現が合ってると思います)、
今まではグレーと言いますか、
ちょっと曖昧な感じだったんですよね。
中には、こんな方もいらっしゃいました。
「仰る通りですね。 本気で返還請求すれば返してもらえるとは思いますが、人間関係もあるので難しいところです…笑」
ってコメントしてたんですが、
狭い業界なので、権利を高々に主張するのが難しいってのは(それも変な話ですが)なんとなく分かります。
僕も、
このnoteを使って、
棋譜解説をしていたりしますが、
今まで新聞やウェブに載ったのを確認してから、
あくまで「個人の意見」ですと前置きをして書いたり、
棋戦の名前をタイトルで使わなかったりと、
ちょっと気を使っていたんですが、
これからは(節度を持って)自由に囲碁の発信が出来るんだと思います。
変に気を使わなくて良いっていう意味では、
ちょっとホッと(?)しました(笑。
今までは棋士の先生も、自分の対局結果とか、こういう風に打ちましたっていうのをブログに書くのでさえ規制(?)が入っていたようなので、発信しやすくなったってのは良いと思います。
こういうのはオープンになった方が、
(基本的には)良い方向に進みますからね。
むしろ、なんで今までクローズしていたんだと!
※梅木さんがつぶやいてたんで、追記(追Twitter)
あとは、
前回も取り上げましたが、
棋聖戦の第1局が終わりました。
初戦は一力先生が勝利したようです!!
他の棋戦の話題も。
上野愛咲美先生が、依田先生に勝った棋譜は僕も勉強しまして、下ツケって手があるんだなぁと感心しましたね。
それから、
公開対局をして、
こちらで解説したとうまくんが、
日本代表として、韓国での世界戦に出場するようです。
頑張って欲しい!!
お世話になっている関先生が昇段されたようです!
囲碁の普及のために、全国を行脚している偉大な先生です!!
noteは、こちら。
それから、
こちらもお世話になっている棋士の先生の話題。
麻雀の動画はこちらです。
田尻先生には、
毎月第1土曜日に指導碁会をお願いしています。
前回も紹介しましたが、
囲碁界で動いている話題もいくつか。
前も書きましたけど、
イベントを開催したり、
囲碁を仕事にしようって人が増えれば増える程、
囲碁界的には良いことだと思っているので応援したいです!
兎に角、雇用がないところに人は集まりませんからね。
アニメ「薬屋のひとりごと」に囲碁のシーンが登場しています。
あと、
個人的に気になったのは、
僕も大好きな「将棋の渡辺君」に(全巻持ってる!)、
林先生や張栩先生が登場するようです。
(作中で)最初は書道の級位者だった渡辺先生。
なんと、今は有段者になっているようですね。
棋士の先生の字があまりにも拙いとガッカリする時も多いので(味だなぁって思ったりする時もあるんですが)、
棋士の先生は、是非ぜひ書を習って欲しいなぁとは思います。
最後に、
岩手で囲碁の大会があるようなので載せてみます。
地元(岩手)の囲碁界ってあまり知らないので、いつか行ってみたいなと思っています。
以上、
ツラツラと、
簡単なnoteではありますが、
最近気になった囲碁(など)の話題でした。
少しでも気になる情報があったら嬉しいです^^。
それでは、
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!
また、次回のnoteでお会いしましょう!!