【まち村】起業家を育成・支援しろ!
八ヶ岳高原に行って感心したことのひとつに、
個人が小さなお店をオープンさせている
ケースが非常に多いということ。
手作り家具、ガラス工芸、陶芸、染色、
ギャラリー、カフェ、ケーキ屋、
レストラン、パン工房、そば屋……
きりがないほど、さまざまなお店がある。
元々観光地で人がたくさんやって来るから、
それを目当てに開店しやすいということはあるが、
そのパワーは見習うべきである。
田舎には働く場所がない、
ということはよく耳にするが、
そのための雇用の機会を創るのも、
まちづくり・村おこしの目的である。
しかし、そう簡単には進まない。
行政頼みでは、まったく期待できない。
ならば、個人で起業することを推奨してはどうか。
もちろん、そのための学習機会の提供や
強力なバックアップが必要だが。
最近、多くの市町村で
「起業塾」なる講習会が行なわれているが、
それだけで終わっている場合が多い。
支援策がまったくない。
大きな都市では、
IT基盤の整備されたレンタルスペースなどを
提供してくれるところもあるが、地方では皆無である。
所詮、県や国から「起業」を推進しろと言われたから、
一番簡単なことをやっているだけだ。
この「起業」をもっと掘り下げて、
具体的な策を実施していくことも
まちづくり・村おこしに繋がるのではないか。
新しい産業が発展するかもしれないし、
観光地に化けるかもしれない。
働く場があるということは、
田舎にとっては大きな意味を持ち、
地域の活性化につながるものである。
可能性を秘めた人間は、まわりにたくさんいるはず。
それを見つけ出すのは行政であり、
まち・村おこしの組織である。
起業家がたくさん出て来れば、
地域の可能性は飛躍的に広がって行くことだろう。
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