私を大好きな愛犬コロン。
犬の顔をジーッと見ていると、つい笑ってしまう。
だって、顔中、毛だらけだもん。
ギャーッハッハッハ!
犬にとっても失礼な私です。
わが家のバカ犬コロンは、私のことが大好きです。
私が行くと、大喜びで近づいてきます。
30センチ手前までは。
そこからゆっくりと顔を近づけるのですが、
腰は引けています。
すぐに逃げられる態勢を取ったまま、
顔を近づけるんです。
そう、私を信用していません。
何をされるかわからないと思っているようです。
正解!
君はよくわかっているねぇ~。
私の顔をコロンの顔にスリスリしようとすると、
コロンは顔を背けます。
だから、私は何もしないって。ヘヘッ!
前足を掴んで、しゃがんだ私の顔の高さに、
コロンの顔を持って来ると、
耳を後に向け、遠くを見つめます。
何がそんなに辛いんでしょうか。
人間の子どもと話す時は、
子どもの目の高さにしゃがんで話せば、
仲良くなれます。
それと同じように、
コロンと目の高さを合わせてるんですが、
やつは目を合わそうとしません。
わしゃ、サルか!
目を合わせると危ない
とでも思っているんでしょうか。
ハハッ、お前はまだ甘いな。
目を合わさなくとも、私は何かをする。
顔を左右に引っ張って、コリーにしたり。
頭のてっぺんを引っ張って、モヒカン。
鼻を上に向けて、ブルドッグ。
私も忙しい中、いろいろと遊んであげています。
ほんと優しいご主人さまだと思います。
コロンも楽しいのか、
されるがままでじっとしています。
えっ、ほんとはイヤだけど、
ご主人さまだから我慢してるんだって?
ピンポーン!
でもね、私たちはほんとに仲良しなんです。
ガキ大将と子分のような関係なんです。
コロンを守るかわりに、
ちょっとだけ遊ばせてもらっているんです。
それでいいんです。
関係無い人が見ると、
イジメているように見えることでも、
犬は遊んでもらっていると思っています。
これ、ほんと!
言っときますが、
本当にイヤがることをしているわけじゃないですよ。
ちなみに、“高い、高い”はイヤがります。
“ブーランコ、ブーランコ”もイヤがります。
やっとるやないかい!
シーーーッ!
でも、可愛い。
だって、コロンだもの。