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お店の物語を創る。

コンセプトの無いお店は、繁盛しません。
すなわち、主張の無いお店です。

何を売っているお店なのか。
誰に売っているお店なのか。
どのように売っているお店なのか。
お店の提案はあるのか。

つまり、“あのお店は、こんなお店だ”と、
お客さまが明確に表現できるかどうかです。

すぐにイメージが浮かばないお店は、
やがて潰れる運命にあります。

もし、あなたのお店がそうならば、
いますぐ主張のあるお店に変身させましょう。

コンセプトを創りましょう。

そうは言っても、
何をどうすればいいのかがわからない方も多いですよね。

そんな方々に私は、「物語づくり」をお奨めしています。

お店がどうありたいのか。

どんなお店で、どんなお客さまに来ていただきたいのかを
ストーリーにするのです。

本当に簡単なストーリーでいいのです。

「30歳前後の夫婦が、友人の結婚祝いを探すために、
休日二人で出かけた。ティールームを併設したそのお店で、
いま選んだお祝いの品について、二人であれこれ話し合う。
他愛もない会話で盛り上がり、楽しいひとときとなった。
2時間近くも話し込んでしまった。
家でもよく話をする方なのに。
そんなひとときをまた持ちたいと、
二人は思って、お店を出た。」

思いつくままに、
お店づくりのストーリー(物語)を創ってみました。

品揃えや雰囲気については、何も書いていません。

しかし、何となくイメージが湧いてくるはずです。

これが、物語を創るということです。

あくまで、自分のイメージで良いのです。

ここから、お店の内外装や雰囲気、扱う商品、
ターゲットとするお客さまが想像できます。

これが、コンセプトとなるのです。

コンセプトが決まれば、
他のものは自然に決まってくるものです。

だから、大切なのです。

でも、こんな文章を創る必要はありません。

「こんなイメージ」を箇条書きにしてもかまいません。

自分がイメージできれば良いのです。

箇条書きも難しい、と思うのなら、
雑誌の切り抜きをコラージュする方法もあります。

お店の雰囲気、お客さまのイメージ、
商品はこんな感じ……。

これらを1枚の紙に貼っていきましょう。

これをいくつかのパターンで作り、
もっとも自分のイメージに
ピッタリのものを選んでください。

あとは、その物語に合わせて、
お店を創り替えていけば良いのです。

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佐藤きよあき
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