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田舎の集落には、いろんな問題が起きる。

やって来ました、新年の地区初集会が。
あ~あ、イヤだ。

といっても、会計報告と区長・副区長・班長決めなどの
簡単な話で終るのですが。

いつもなら、3~40分で終りです。

が、今年は違っていたのです。

まさかこんなことになろうとは、
誰が予想したでしょうか。

会計報告が終り、つぎに区長決めです。

これは前もって選出されており、
それを承認するだけなので、すぐに決まりました。
パチパチパチ。

そして次です、問題は。

新区長が、副区長を指名し、それを承認するのです。

まわりは“それでいい”。
本人も“ぼくで良ければ”となったのに、
ひとりの長老が、「○○(名前)は、まずいんちゃうか」
と言い出しました。
本人を目の前にして。

過去のことらしいのですが、
「○○は、何でも勝手にやってしまうクセがある。
 みんなで相談せんとあかんのに」。

そう言われると、本人の顔も赤くなり、反論し始めます。

これは当然でしょう。
みんなの前で侮辱されたのですから。

すると、長老はしゃべりまくり、怒鳴り出す始末。

昔のことをあれこれ持ち出し、あげくの果てには、
その人が役場に勤めていたということで、
「役場にいた人間はあかん」とまで言うのです。

その場にいない役場勤めの人の名前まで出てきて、
「あいつもあかん」です。

もう一人の長老が“まあまあ”と治めようとしても、
「おまえは財産区の区長で、行政区の区長違うやろ。
 何偉そうにしゃべっとるんや」となりました。

♪もう、どうにも止まらない♪(かなり古い)

「慌てて決めんでも、選考委員を選んで
 じっくり決めればええ。おまえらは、
 なんで一人の意見を押さえつけようとするんや」。

誰も1人の意見を無視して、決めようとはしていません。

こんなことを言い出すと、何も決まりません。

私まで腹が立ってきました。

“区長が決めたんやから、それでええやないか。
区長を承認したやないか。それやったら、従えよ”。

その人が、悪いことをしたとか、
信用できないということでは無いのです。

他の人は、その人にお願いしたいのです。

こうなっては、その人にはお願いできなくなりました。

そりゃそうです。
本人もそこまで言われては、やりたくはありません。

あまりにも失礼です。

長老だからといって、
怒鳴って威圧するのはよくありません。

他の人の声さえ、聞こうとしません。

これでは、集落の決め事はまとまらなくなります。

どうにもこうにも収拾がつかなくなり、
後日相談ということになりました。
やれやれ。

さて、その席に新移住者がいたのです。

ご夫婦で来られたのですが、
さぞかしイヤな思いをしたことでしょう。

来て早々、田舎の泥臭い場面に遭遇したのですから。

まだ、住民票を移されていないとのこと。

考え直すなら、いまのうちです。

特にこのご夫婦の住まいは、
密集しているところですから、可愛そうに。

移住するなら、集落から離れましょう。

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