【まち村】まち・村の“色”づくりをぜひ!
簡単にいうと、まち・村のシンボルのような
『色』を決めるということ。
風土・風習、土地柄のことではない。
本当の「カラー」。
色というのは、人に訴える力がある。
つまり、印象が強く残るのである。
まち・村のいたるところに同じ色があれば、
その土地の印象は“○○色のまち・村だ”
ということになる。
だからといって、自然が多いから緑、
海辺だから青、雪国だから白では、
同じような土地はいくらでもある。
そうではなくて、その土地にマッチングした色。
もしくは、目指そうとするテーマにそった色である。
たとえば、いろんなところで黄色を使うとする。
実は、風水をテーマにした村おこしなんだ、
という具合に。
栃木県の那須地方では、
看板やサインがすべて「茶と白」で描かれている。
地元商店のみならず、
大手チェーンのレストランやコンビニでも、
茶と白で統一されている。
この徹底ぶりが重要なのである。
まち・村のイメージが、
色だけでも作れてしまうのである。
しかも、統一することで、美しい景観をも創出される。
スイスのある村では、
条例によって屋根の色が「深い赤」で統一されている。
しかも屋根の向きさえ規制されている。
これによって、見た目の美しさが保たれているのである。
街並みのきれいな地域では、
景観条例が施行されているところが多い。
建物は通りから何メートル中に
建てなければならないとか、
何階以上の建物は建てないとかである。
持ち主の勝手だ、と思われる方もいるだろうが、
こうした「申し合わせ」に納得してもらわなければ、
美しい街並みを保つことは難しくなるのである。
中味で勝負!などといっても、
初めて来る人にそんなことはわからない。
見た目が大切なのである。
第一印象が悪ければ、二度と来てくれない。
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