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【まち村】道案内標識を見直す。

地方へ出かけた時、目的地へたどり着くのに
苦労したことはないだろうか?

パンフレットの地図がわかりにくい。
案内標識が少ない。
あっても、わかりづらい。

私は、車の中でよく怒っている。

目的地の名前と方向を示す矢印を書いているだけで、
あと何kmかがわからない。

それでも、頻繁にあれば、
確認しながら行けるのだが、そうではない。

わかれ道があるのに、何も標識がないことも多い。
これでは、迷ってしまう。

この不親切さは、
地元の人がいい加減だというわけではなく、
“これでわかるだろう”と思い込んでいるからだ。

都会から来た人の気持ちになっていないのである。

車でゆっくり走り、
わかりにくい場所をひとつひとつ確認しながら、
標識をつけるべきである。

目的地に着くまでに、迷ったり、イライラしたのでは、
着いた頃には疲れてしまって、楽しめなくなる。

また、あまりにわからないと、
途中であきらめて帰ってしまうかもしれない。

これでは、せっかくの村おこしも台無しである。

“わざわざ”来てくれる人を
スムーズに到着させることができてこそ、
村おこしのスタートラインに立つことができるのである。

そのためには、標識だけではなく、
わかりやすい案内パンフレットを作ることも必要となる。

「たかが標識じゃないか。いいところなら、
探しながらも人は来てくれるさ」
などと考えるのは、やめた方が良い。

“いいところ”はいくらでもある。
人はそちらへ流れてしまう。

まちづくり・村おこしで大きな構想を描いている時には、
標識のことなど、
細かなことのように思えてしまうのだが、
決して忘れてはならない、非常に大切なポイントである。

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佐藤きよあき
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