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かぞく
かぞくの在り方ってなんだろう
血が繋がってる繋がってない、とか
シンママシンパパ、とか
祖父母に育てられた、とか
施設で育った、とか
かぞくの在り方は様々なはずなのに
幸せの在り方は様々なはずなのに
血が繋がっている両親がいて、一つ屋根の下で一緒に暮らしているのが幸せで当たり前 だと
なにがどう、そう思わせるのだろう
どんな形であれ、かぞくというものは存在するし、だからといってそれが必ずしも幸せかどうかなんて本人にしか分からない
わたしの家族は、血の繋がった両親、妹、そして自分の4人家族で同じ家で一緒に暮らしている
それが苦痛でしんどくて辛いなんて、わたしが声に出さない限りだれも思わないだろう、見た目だけじゃ分からないんだ
親がいるだけ幸せだよ、自分を産んでくれた人が誰か分かってるだけいいよ、
なんて、言われることよくあるけど
そう言ってくるあなたの生きてきた人生の辛さは分からないし分かろうとも思わないし分かったところで何もしてあげられない、だからその逆もあって、わたしの辛さも分かるわけがない
別に怒ることでもなくて当然のことで、
ただ、色んなかぞくの在り方があるんだよってことを知ってほしい
苦痛な理由は分かっている
幼い頃に両親につけられたこの心の傷は一生治ることはない、どんな魔法使ってもどんないい薬があっても、治らない
平然とした顔で毎日過ごしている自分に感心するよ、もっと言えば何も悪くないような顔で過ごす両親は更に残酷で卑劣だ
両親に感謝がないわけじゃない、けれど今の私には胸を張って2人が両親でよかったなんて言えない、それくらい傷は深くて暗い
それでも毎日死ぬまで生きていくわけで、好きな音楽と好きなダンスと好きな人たちと過ごす日々はかけがえなくて、ずっとこの時間が続けばいいななんて、わがままな自分が覗かせる
人それぞれでいいんだ、辛くても苦痛でも幸せでも楽しくてもその人にしか分からない人生があって、感情があって、生きてるから
わたしにとってかぞくって、
暖かくて冷たくて、時に少し残酷な存在
それでも毎日生きていくんだ、
さ、明日も楽しく生きましよー