無欲の右ストレートパンチ
商売をやっているそこの君!
好意の宣伝を断ったことがあるか?!
小豆島の山麓カフェで東京ボーイが食らった「無欲の右ストレートパンチ」の話をしよう。
「コーヒーごちそうさまでした!」
「あっゴーヤが採れたからどうぞ持って帰って~」
「嬉しいですありがとござます!一緒に写真撮りましょうお店宣伝しますわ!」
「え、そんなことせんでいい!!」
久方ぶりの衝撃一発 「ぎっGIVE & TAKEなはずじゃあ、、、」
むしろ自分では親切心を発揮したと思うくらいの自惚れた宣伝の提案を、即座に強めに一蹴された。
僕はそのとき一瞬何が起こったかわからなかった。
聞けば、老後から島に土地を買い移住して無借金で自宅経営。
地元民を主なお客として観光客を選別しながらストレスゼロで運営している手作りオーガニックの店だ。
そうだ、そもそも商売っ気があったら島の山村で店などやらない。欲を介した損得の勘定なんてあろうはずもないのだ。
【見返りが欲しくて野菜を与える】 なんて見当は侮辱にすら値する行為だったのではないか。
それは、ただ泉のように溢れた豊かさを分けてもらっただけだったのに。
対価対価対価対価対価
自分が恥ずかしい。
左心房にクリティカルヒットした「無欲の右ストレートパンチ」が私の島移住への原点を思い返してくれたのだ。
(そこで人生で初めて「食べ助け」なる単語を知った。
贈与の世界や、トークンエコノミーの成功にはこの賞味期限というものが鍵になるかもしれない。)
いくつかイイタイコトが浮かんできた。
小豆島編
いくつかテーマを置いておく。
田舎でバランスシートを小さくし、have to < want to でマインドフルな生活を
人に何かをしてあげて「ありがとう」と言われることが幸せなのだとしたら、ロボットで便利と化す世界は人を不幸せにするのだろうか?
”贈与とは幸せ”なのだ。ただドイツ語では”ギフト=毒”と訳す。このおもろい妙について