「いいね」の誘惑を超えて
「イノベーター理論」というものがあります。
自分は大した学もないし、それでいてインプットや学びに勤しんでいるわけでもないのに、こんなnoteを書き、SNSでは仕事のことや社会課題めいたことばかり投稿しています。
でも、このイノベーター理論の図を見て、ふと思ったんです。
意識高い系ぶって、少し難しめのことを言ったり、書いたりして、仮にアーリーアダプターに刺さったとしても、規模感としては、全体の13.5%に過ぎないんだなって。
仕事やボランタリーに手伝ってるプロジェクトなどで情報発信を行なっています。ただただ発信すればいいってものでもないし、聞こえのいい、それっぽい発信をすればいいってものでもなく、どの層に届けるのか意識することも重要なんじゃないかと、今更ながら思いました。
プロジェクトのフェーズによっては、全体の60%を占める「マジョリティー」層に向けた発信・アクションを意識する。
または、アーリーアダプター向けとマジョリティ向けの発信をバランスよく織りまぜていってみてもいいのかもと考えています。
プロのマーケティング戦略から見たら失笑されそうですが、
先進性やエッジの効いた内容はアーリーアダプター向けに。
数字の実績や安心感的な内容はマジョリティ向けに。
アーリーアダプターを獲得してから、「深い溝(キャズム)」を超えてマジョリティに行くのではなく、キャズムを挟んで、双方に発信アプローチしてみる。2023年は、そんなことを意識して、ちょっとお試ししていこうと思います。
ワタクシ個人案件は別の話
仕事関係の発信やアクションは、ターゲット層を少し意識するという試みをしていこうと思いますが、自分個人及び自分がどうしてもやりたいことは、ターゲットを意識するというのはどうなんだろう?
ま、このnoteをはじめ、私個人のSNSにしても、そもそも大したインフルエンスじゃないというのは脇に置いて話を進めますねw
①共感や「いいね」「スキ」の数を狙いにいく
②それらは(あとからついてくると思い)意識せずいく
①を志向すると、どうしても分かりやすく、シンプルに、単純化せざるをえなくなるんじゃないかなぁと思います。
ワタクシは、クロスオーバーな・ボーダレスな・メタな・複雑なまま、物事を捉えたり、プロジェクトを編むというのが好み。
なので、①を意識するあまりに、その自分がやりたいこと・表現したいこと・自分らしさが薄くなるのはイヤだな。
それに、自分の意に反して、分かりやすさを優先したとして、もしかしたら多少「いいね」や「スキ」は増えるかもしれませんが、それらは表面的なもので、人や人の心を動かすものにはならないんじゃないかとも思うんです。
「ライスワーク」と「ライフワーク」みたいなものかもしれませんが、仕事として、プロジェクトとしての発信やアクションは、ターゲット層を意識して取り組んでみる。
自分のライフワーク的なものは、ターゲットやマーケティング、共感や「いいね」を一旦外して、"コンサマトリー"に妄想と熱量のままに取り組んでいく、楽しんでいく。
こんなことを意識しながら、2023年のはじめをスタートしていきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いしまーす。
(2023/01/07 追記)
著書『Humankind 希望の歴史』が日本で大ヒット、世界中でベストセラーになっている若き歴史家のルトガー・ブレグマンのNewspicksのインタビュー記事を読みました。
このインタビュー、本当に学びと示唆を与えてくれる素晴らしい内容なんですが、その中から2箇所引用させてもらいます。
まさに、↓この有名な動画どおりの話。
人によって行動へ移る「閾値」が違うことを意識しつつ、自分のやりたいことは、一人でも楽しく踊り続けたいと思います。
もしかしたら、一緒に踊ってくれる人が来てくれるかもしれないし。
お読みいただきありがとうございました。
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今年は年間50本投稿を目指します。 2本目/50