葬儀・葬祭・湯かん・納棺事業者の必需品 ラテックス/ニトリルグローブ供給状況
はじめまして。いがらしと申します。
noteではコロナ禍で目まぐるしい葬祭業界の情報を発信しお役立ちできたらと思います。よろしくおねがいします。
さっそくですが、様々な業界で商品の品薄欠品があったように葬祭業界も消耗品が以前のように円滑に購買が困難となりましたが現在は一部を除き落ち着きを取り戻したように思います。
今だ安定供給されていない消耗品の一つが手袋です。
ご遺体に関わるスタッフ様は常に見えないウイルス感染症の感染リスクと隣り合わせです。ひと昔前では、「感染が怖くて葬儀屋が務まるか!」と素手と根性でご遺体と接していた葬儀屋さんも少なくないのではないでしょうか。
今ではほとんどのスタッフ様が搬送、納棺などご遺体と接する際に手袋を装着していると思います。
そこで手袋の種類をいくつか紹介したいと思います。
①ラテックスグローブ
天然ゴムを材料として製造されており、弾力性・伸縮性に優れており、素手感覚で作業を行うことができます。
着脱しやすいようコーンスターチを付着させたパウダー付と付着させないパウダーフリーの2タイプありますが葬儀業界ではほとんどの方がパウダーフリーを好んで使用しています。
デメリットとして天然ゴムの製品ですのでラテックスアレルギーに反応される方は使用できません。また、手荒れがしやすいといわれており、女性の方から嫌われる傾向があります。
ただ後述しますニトリル製と比較すると現在でも圧倒的に入手しやすいです。価格も以前と比較ししてもそこまでの上げ幅ではありません。ASKULで1箱100枚入り1320円となっております。(10月現在)
②ニトリルグローブ
こちらは合成ゴムを材料として製造しており、ラテックス同様、弾力性・伸縮性に優れています。コロナ流行前はラテックスと比較して安価であり、アレルギーや肌荒れしにくいということで人気の手袋です。
ただ、流行り病で世界中から需要が高まり、比較的安価だった相場が暴騰しました。高くても手に入らないという状況になり、コロナ前が1箱100枚入り500~600円で流通していたものが
今ではASKULで1箱100枚入り2178円(税込み)と4倍以上です。(それも葬儀業界で好まれにくいブルーです。)ラテックスと価格関係が逆転してしまいました。
③PVC製(塩化ビニル)グローブ
こちらはラテックス、ニトリルと比較して安価です。供給量も十分。
デメリットとして、熱、引き裂きに弱い。ニトリル、ラテックスに比べると圧倒的にフィット性に欠けます。葬儀業界での用途としては搬送の際でしょうか。納棺など細かな作業は困難でしょう。
「ラテックス、ニトリルを使用しているが供給量が足りないし、高価なので搬送だけはPVC製を使用している。」
といった葬儀社様も多いです。
以上 葬儀・葬祭・湯かん・納棺事業者向けのラテックス/ニトリルグローブ供給状況でした。
最後になりますが現在手袋の購買にお困りの方はご相談ください。きっとお役に立てると思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?