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106. みんなの力でがんを治せる病気にする中島ナオさんのdelete C(デリート・シー)という活動
こんにちは。
五十嵐です。
新聞を読んでいて中島ナオさんという方を知りました。
中島ナオさんはNPO法人「deleteC」を立ち上げ、デリート・シーの運営をされている方です。
デリート・シーとは、
「がん(キャンサー:Cancer)の頭文字Cを消す(デリート)」という意味(記事より引用)
です。
現在38歳の中島さんが31歳のときに乳がんと診断され、その時から「がんになっても『大丈夫』と言える社会」を創る、つまり「がんをデザインする」ことを始められました。
大学でデザインを学び空間デザイナーとして就職したのちに、乳がんと診断されたことをきっかけに母校の大学院に改めて入学し、デザインシンキングを学ばれた中島さんだからこその「がんをデザインする」という表現だと思います。
デリート・シーの活動は
協賛企業が自社のブランドロゴや商品にあるCの文字を消したコラボ商品を発売し、売り上げの一部をデリート・シーに寄付したり、消費者が対象商品のCの文字を消した画像をSNSに投稿したりシェアすると、それに応じて企業が寄付する仕組み(記事より引用)
です。
活動の趣旨に賛同する企業も増え、「C.C.レモン」を販売するサントリー食品インターナショナルは「C.C.レモン」のCが消えた限定商品を2019年11月に限定で発売しました。
2021年2月1日には、「delete C(デリート・シー)」によるがん治療研究への寄付が初めて実現しています。
その他中島さんは「N HEAD WEAR」と名付けた帽子を販売されたり、洋服のブランド「Canae(カナエ)」を立ち上げられています。
治療の副作用で毛髪が抜けたご自身の経験から、髪があってもなくてもおしゃれを楽しめるように「N HEAD WEAR」が生まれ、手術した体には下着の着用すら負担になることから、負担にならないようなリラックスウェアとしての「Canae(カナエ)」を立ち上げられています。
私が敬愛する元サッカー日本代表監督の岡田武史さんも中島さんの活動について「これからも支援していきたい」とオンラインイベントでメッセージを送られています。
私も記事で中島さんの存在とその活動を知り、微力ながら応援させて頂ければと思っています。
日本人の死因のトップであるがん(悪性新生物)。死因のトップにも関わらず他人事になってしまっていたのも事実です。
中島さんの活動を通して自分にもできることを一つずつ実行していきます。
五十嵐 由高