【医学部受験】受験は団体戦
以前「ドラゴン桜」で「受験は集団で立ち向かう方が強い」というようなことをやっていましたが、東大ではないけれど、娘を見ていても周りに助けられた部分が沢山あり、よく耳にする「受験は団体戦」という言葉は間違っていないなと思っていました。
受験生としての1年間(高校3年間も)どんな場所に身を置いて受験に挑むか、はとても重要だと思ったので、そのことについて書こうと思います。
受験は団体戦と言われる理由
1.周りが頑張っていると
自分も頑張れる
学校やクラスの雰囲気はとて大事。自習時間や休み時間、昼休みなど、自分がガリガリと勉強していても 誰も気にしない、むしろ当たり前のような雰囲気ならば自分のペースで勉強できますし、みんなが必死に頑張っている様子を見ると、自分があまり気が乗らない日でも「私も頑張らねば!」と気合いが入ります。
「朱に交われば赤くなる」とはよく言ったもので、周りにいい仲間がいると、引っ張られて自分も向上することができるのではないかと思います。
娘の高校はいわゆる「自称進学校」でしたが、属していた特進クラスは、一年毎に成績上位40名で構成され、毎年数人しか入れ替わりがないので、実質3年間、ほぼ同じメンバーで過ごします。みんなが高い志を持ち、高1から頑張るのが普通の感じだったので、高3の受験期にクラスの雰囲気が変わることもなくお互いに刺激し合えとても良かったようです。
2.お互いに支え合える
★勉強面
わからないところがあった時に気軽に教えあったりできます。娘は文系のお友達に文系科目の勉強法を聞いたりしていましたし、自分は数学が得意だったので、数学を教えたりしていたようです。さらに数学が大得意なお友達が趣味で作った模試の問題を解いたり笑
模試終わりには毎回寄り道して、みんなで自己採点したりするのも楽しそうでした。
★精神面
とにかく、心身ともに元気でないと何もできません。模試ができなくて落ち込んでいても励ましてくれたり、勉強以外でもちょっとした悩みも聞いてもらえたり、心の支えになる仲間は本当に有難い存在でした。
娘は、東大文系に合格した2人と仲が良かったのですが、理系文系で戦う科目も違うので、ちょうどいい距離感で刺激をもらっていたようで、模試の結果を教えあって、出来なかった時は励ましてもらったりもしていました。
志望校の話やテスト結果についての悩みを人に話すのは、相手を選ばないと難しいです。相手の優秀さと自分を比べて卑屈になってさらに落ち込んだり、逆に、悩みをただの自慢に取られてしまったりもするので…
クラス全員が東大を目指している、友達はみんな医学部志望、等、全く同じような境遇で、いいライバルになる仲間が周りにたくさんいるのも理想的ですが、娘の学校のような自称進学校だとなかなかそうはいかないので笑
全く違う進路を目指しているお友達が近くにいると少し救われるかなと思ったりしました。
3.情報収集できる
同じく医学部受験するクラスメイトと話をして、受験の仕方や私立の情報など、色々聞いて詳しくなっていました。夏期講習に何を取る?とかこの参考書がいいよ、など勉強関連もそうですが、受験のホテルもうみんな取り始めてる、とか、共テの会場の駐車場はここがいい、等 受験情報も色々と。お友達情報だけでもかなりのモノ。とても助かりました。
高校3年生としての1年間は、受験生として勝負の1年であると同時に、高校生活最後を飾る貴重な1年でもあります。
孤独に机に向かい1人でずっと頑張るのには限界もあるし、お互いに切磋琢磨しながら目標に向かっていく環境の中で、充実した学校生活を送っていけるのならばそれが一番良いのではないかと思いました。