【医学部受験】模試の目的/捉え方/活用(共通テスト模試)
進研模試、全統マーク、全統記述、駿台全国模試、冠模試、医学部模試…と模試にも色々と種類があり、学校によって必須になっている模試も違うと思います。受験者数、受験者層にも違いがあり、判定の捉え方も多少違ってくるかなと思いますが、模試を受ける目的や捉え方、活用法等を書いていこうと思います。(個人的推察)
1.模試を受ける目的(全般)
①試験の練習
★緊張せずに今の実力が出せるか?
②現在の実力と立ち位置の確認
★偏差値で見た場合の自分のレベル
★志望大学の学科内順位(現在の立ち位置)
③弱点を見つける
★苦手科目、各科目の中の苦手分野を
見つける
→今後重点的に強化する
④勉強した部分が
きちんと得点できるかの確認
★自分の勉強成果が表れているか?
→勉強した分野が出来なかった場合は
原因因を分析、勉強の仕方の見直し
こんなところかなと思うのですが、
それとは別の視点で、
「共通テスト模試」「記述模試」「冠模試」「医学部模試」
の4つに分類し、それぞれの結果や判定の捉え方、結果の活用法について書いていきたいと思います。(あくまで主観です)
まずは、共通テストに通ずる
「共通テスト模試(マーク式模試)」
について。
2.共通テスト模試を受ける目的
①共通テストの形式に慣れる
共通テスト独特の「解き方のコツ」が必要なので、時間配分など、回を重ねて自分のやり方を探るとよいと思います。
(例)数学の場合
記述に比べ、短時間に多くの問題を
正確に解く力が必要、等
②マーク、自己採点の練習
★マークミスせず得点できているか?
★自己採点と実際の結果が違っていないか?
※本番は自分の自己採点を元にして
出願先を決定するので
自己採点と実際に取れた点数に
大きく隔たりがあると、リサーチの判定は
全く無意味なモノになってしまいます。
普段からマークミスに気をつけて。
自己採点も正しくできるよう
練習が必要かと思います。
3.共通テスト模試の
判定の捉え方
①受けた模試の時期を考慮
まだ勉強が仕上がっていない場合、最初の頃の結果は、あまり気にしなくていいと思いますが、既にかなりやり込んでいるのに判定が悪かった場合は、勉強の仕方の見直しが必要かもしれません。
逆に、人より先取りして勉強しているのが理由で、最初の頃にA判定が出ていても、その後、力をつけてきた人に追い抜かれる可能性もあるので油断禁物です。
11月、12月に行われる模試の判定は、かなり仕上げてきている人が多いので、信憑性が高いと思います。
この辺でいい判定が出ると自信を持って本番を迎えられます。
ただし、まだ対策が不十分な状態で模試を受けている場合、結果はあまり気にしなくていいと思います。仕上がった部分の点数が取れていればよいので、本番に向け、自分自身の計画に沿って勉強を進めていけば全く問題ないと思います。
※娘は、本番当日に照準を絞って勉強していたので、最後のプレテストの結果もあまり気にしていませんでした。「ここはまだ仕上がっていないから」というのが口癖…笑
②自分の現在の完成度に
照らし合わせる
「判定」よりも、
★自分が仕上げた部分が
きちんと得点できているか?
★足りない部分の強化が
本番にきちんと間に合うのか?
を念頭に置き、その時点での実力を受け止める形でよいのかなと思います。
4.共通テスト模試の活用
①得点率を確認、目標を決める
国公立医学部は、どこも高い得点率が必要になります。娘の時は「最低85%」と言われていたのでそこをまず目標にしていました。実際の共通テストのボーダー得点率は、センター試験と比べて全体的に1〜3%程度下がりましたが、今後また上がる可能性も視野に入れその辺が取れているかどうかは1つの目安になるかと思います。
②科目別の目標を作る
結果を踏まえて、目標の得点率をとるために、どの教科でどれくらい取ればよいか、教科別の目標を具体的に立てると強化すべき科目もわかっていいと思います。
以上、共通テスト模試のことについて、思うがままに書いてみました。少しでも参考になりましたら幸いです。