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医学部と薬学部の違い(臨床実習)

前回の講義・実習・試験編に引き続き、臨床実習編について記事にしてみました。
前回読んでない方はこちらにURL置いておきますのでぜひ読んでもらったらと思います。
医学部と薬学部の違い(講義・実習・試験):https://note.com/igaku_yakugaku/n/nabd4ee30b6ad

・医学部学士編入試験受験生
・薬学部生
・医学部生
・医学部、薬学部を受ける受験生

の箸休めでよんでもらえたら幸いです。

僕は薬学部は私立、医学部は国立なので少し私立国立の違いはあると思いますのでそこはご了承を。


薬学部💊での実習は薬局約2ヶ月半、病院約2ヶ月半の計5、6ヶ月です。医学部🩺では全部自大学の病院実習で、ポリクリが1年、スーパーポリクリ(いわゆるスーポリ)が6ヶ月の計1年6ヶ月あります。医学部の病院実習は、ポリクリ、クリクラと呼ばれてます。

薬学部の実習については、一度記事にしたことあるので是非そちらを読んでいただけたらと思います。薬学部生活@高学年(5回生)→https://note.com/igaku_yakugaku/n/nba574b0e1abe?magazine_key=m5f14054f3c59

医学部ではポリクリで5人1組となって各診療科を1週間or2週間ごとに回りながら参加していきます。

働いていたら内科と外科ではやることは異なりますが、基本的にポリクリ回ってる間では大きくは変わらず、各疾患の講義、外来見学、エコー画像の当て方、内視鏡の使い方、カテ治療見学、病棟回診、カンファレンス、採血練習などあります。

例えば
・外来見学:先生の問診、診察、治療方針の説明などを見学
・エコー画像:侵襲が少ない、すぐにできる画像診察と言ったらエコーですけど、これまた当て方などによって見え方が全然変わってくるので難しい。男の子が基本脱いで実験体となりますw
・内視鏡:消化器の胃カメラとかですね。スキルスラボという練習できる施設に置いているものを使います。
・カテ治療:カテーテルを用いた治療を指します。脳動脈瘤のコイル塞栓などです。いわゆるIVRと言われるものです。
・カンファレンス:入院患者の情報、手術前、手術後の患者の経過などを担当の先生が発表してみんなで共有し議論します。略語が飛び交うのでたまに訳がわからなくなることもしばしば。
・採血練習:先生の指導のもと、ポリクリ生同士で採血の練習をします。血管が見えやすい子は実験体にされます。ちなみに僕は見えやすいタイプで6回刺されました。
といった具合です。

その他にも、外科なら縫合練習や、腹腔鏡の練習など実にたくさんあります。

外科だけにあるものと言ったら手術見学ですね。単に手術見学といっても意外とガウンの着方や手袋の着用の仕方、手洗いの仕方などやることはたくさんあります。興味のある方はYouTubeとかで調べて見てください。

ちなみに僕は3回ほどガウン・手袋の着用がうまくいって、ホッとして手を下ろしてしまい(手は基本下げたらダメ)、近くの看護師に怒られるということを繰り返しています。


そしてポリクリが終わり、スーポリ(スーパーポリクリを略してこういうのです)では自分の興味のある診療科を9つ選び、実習します。僕の大学では臨床系の科の他にも解剖学などの基礎系の科や、ポリクリになかった病理診断科なども選択できます。スーポリの方が一緒に回る学生が基本1、2人と少ないです。


まだポリクリ中でスーポリ回ってないので細かいことはわからないので、またスーポリ回ってる時に詳細記載したいと思います。