舞台「呪術廻戦」観劇記録

公演概要

東京公演:2022年7月15日~2022年7月31日 @天王洲 銀河劇場
大阪公演:2022年8月4日~2022年8月14日(うち8月4日~8月6日まで計4公演中止) @メルパルクホール大阪
東京24公演、大阪16公演(実施公演12公演)、計40公演(実施公演36公演)

感想

まず………めっちゃ歌うやん!Σ(°□°;)
ミュージカルではなく、舞台と銘打っているのもあり、歌うといってもOP、EDくらいかな~、なんて思っていたら、めっちゃ歌う(笑) あれはもはやミュージカルです(笑) ロック調の曲が多くて、声が出せない状況でも手拍子で参加できたりなど、個人的にはこれはこれでエンタメとしてありじゃないかな、という感じだった。

次に舞台セット。がっちりと組まれているのではなく、可動式のもの。パイプを組んだジャングルジム風(工事の足場見たいな)のセットに車輪がついていて動かせる感じ。ちょっとぐらついてて怖いな……って思いながら見てました。特に真人や五条先生はぶら下がったりもしてたので、「大丈夫……?パイプ外れない……?」と観てる方はヒヤヒヤしてました(^^;) ここだけの話、虎杖役の流司くんのケガの原因そこなんじゃ……なんて思ったり。観客を安心させるという点も含め、もうちょっとしっかりとセット組んでも良かったんじゃないかなとは思った。でもトランポリンを使った演出などもあり、けっこうアクロバティックな動きがあって楽しく観られた。
今回のじゅじゅステはスクリーンとプロジェクションマッピングが多用されてて、原作の技のエフェクトや呪霊のビジュアル、呪力などを巧く表現されていました。でもスクリーンの後ろでの芝居はやっぱり見えづらいので、マッピングでエフェクト出してないときは上げても良かったのかなぁ……というのが個人的な感想(^^;)

内容的な部分で言うと、原作の流れをそのまま舞台化した感じ。私は呪術廻戦はアニメしか履修していないけれど、特に原作改変なんていうのもなかったんじゃないかと。原作でいう始まり~幼魚と逆罰編、アニメ一期の1話~13話までの内容になっていた。ちょうど京都姉妹校交流会編の途中までしか見れてなかったので、幼魚と逆罰編までで終わってくれてよかった(^^;)
最初は虎杖のおじいちゃんの「お前は強いから人を助けろ」「大勢に囲まれて死ね」という遺言からスタート。その言葉がその後の悠二を縛る言葉であり、行動の理由になっていく。要所要所でこの言葉が出てくるのもそれが表現されていてよかったと思う。
ストーリーは原作そのままだから特に触れるところもないけど、とにかくぎりぎりを狙ってるな、と(笑) よくあんなにギャグシーンぶっこめたな~と感心(笑) 一年生、五条先生、ナナミン、吉野くん、夏油以外のキャストさんはギャグシーンでほぼ兼ね役してたと思う。特にパンダ役の寺山さんは兼ね役だらけだったから大変だっただろうな~(笑) そういうシーンが原作ファンからすると微妙だったりもするかもしれない。キャラ崩壊と言われればそうかも……(-_-;) 歌うシーンも賛否分かれたらしい。確かに七海建人に歌うイメージはないし、歌わせなくてもいいだろとも思ったけど……。あとは禪院真希さんの曲の中で、「禪院家を嫌ってるはずなのになんであんなに何回も歌ってるの?」という意見を見たけど、それに関しては棘くんやパンダも含めた二年生組の自己紹介ソングだったからしょうがないというか……。深い意味はないでしょ……多分……。それを原作改変とか、キャラ崩壊とか言ってたら多分2.5次元は成立しないし、その作品の新しい角度の表現だととらえて楽しむことが大事なんだろうなと今回改めて感じた。推し(和田雅成)が出演しているから、というだけで特に原作に詳しいわけでもないのに観劇しに行った舞台で、こんなにいろいろと考える機会に恵まれるとは……。

今回の舞台の感想をまとめると

・歌うシーンに対して賛否両論あったけど、私は楽しかった。
セットの不安定さが見ていて怖かったから、その辺は改善してほしいなぁ……
ギャグシーンもやりすぎない程度なら楽しいよね
・2.5次元の表現はいろいろあるけど、原作に忠実を求め過ぎず、あくまでエ
ンタメとして楽しむ
ことが大事だよね

って感じでした!


私が普段見ている舞台(主に舞台『刀剣乱舞』)は、原作のストーリーをなぞるものよりも、舞台オリジナルストーリーのものが多く、舞台観劇後の個人的考察大会が恒例となっているが、今回は原作ベースだったので、アニメと舞台の違いを感じるという回だった。なので個人的にはすこーし物足りないような感じもしたが、役者さんの熱量、作品への愛を感じられたいい公演だった。ケガでの中止はあったものの、新型コロナウイルスによる中止がなかったのが本当に奇跡だなと。振り返ると、推しが出演している舞台はコロナ感染による中止ってなかったんじゃないか……?デュラステ・刀ステ无伝は緊急事態宣言による中止だし、KODもそうだったはず……。もしかしてカンパニーの守り神だったりする……?この調子でノー感染のまま頑張ってほしいなぁ……。
最後は推しの話で終わってしまったけど、舞台「呪術廻戦」、いろいろなギミックや演出があって面白い作品だと思うので、気になった方はぜひ!


関連リンク


舞台「呪術廻戦」公式サイト (jujutsukaisen-stage.com)

配信(8/21まで)
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DVD/Blu-ray情報
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