余白が人生を豊かにする(96日目)
野に咲く花の美しさ、空を流れる雲の壮大さ、生きとし生けるものの神秘さ。
普段は何気なく接しているものでも、多くの奇跡のもとでそれは成り立っています。
当たり前のことだけど当たり前でない。
そんなことを感じたことはありますでしょうか?
野に咲く花の美しさ
野に咲く花に美しいと感じたことは誰でもあるのではないでしょうか?
それはどんな時だったでしょうか?
花を見ようと意識した時ぐらいしか、身近にある美しいものに目を向けることはありません。
しかし、私たちの住む世界はたくさんの美しいものに溢れています。
私は職業柄、子どもの成長に携わらせてもらうことが多いのですが、そんなことを感じる一時は、神秘的で荘厳かつ奇跡のようなものを感じます。
それほどまでに素晴らしいものなのに、意識をしないと気付くことすらできないのです。
私たちの生活は科学技術の発展によって、日々進化しています。
進化しているにも関わらず、時間との向き合い方は昔と変わらず、昔よりも貧しくなっているとすら感じます。
時間に追われ、仕事に追われ、些細な幸せを感じる機会が減っているのです。
では、どうすれば、そんな幸せと向き合っていけるのでしょうか?
余白を意図的に作る
それは、意図的に余白を作る他ありません。
時間に追われてそんな時間を作れないのであれば、意図して余白の時間を作れば良いのです。
”ゆっくりはやく”生きるのです。
忙しい時ほど、時の流れを感じるようにゆっくりと過ごし、時間に余裕がある時こそ、その時間を大切に早く行動するのです。
その余白の時間があるからこそ、日々の時間が際だち、より尊いものへと姿を変えます。
有名な科学者も、散歩やお風呂、トイレのときに天才的な発想を生み出したと言われる説もあるくらいですから。
何か、新しい知識を手に入れたり刺激があったわけではありません。
そのような時間が内にある資源に気づかせてくれたのです。
余白作りは誰でもできる自己投資
何かを学ぼうと思った時、私たちはつい外のものに目を向け、新しいものを取り込もうともがきます。
しかし実は、資源は私たちの中に常にあるのです。
自分自身ととことん向き合い、自分を知り、自分の幸せを考えてあげることこそが、資源を見つけるきっかけになります。
先ほども言った通り、意識しないと自分と向き合うことなんて滅多にありません。
自分の中に答えはあるのにも関わらず、外へ探しに出てしまいます。
確かに、自分の中にあると言っても探し方が分からなければ、それも無理はないかもしれません。
でも、探し方はあります。
必ず見つかります。
これこそが、セルフケアであり、自分を愛するということにつながります。
人を愛するには、自分を愛してから。自分を愛するように人を愛しましょう。