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謙虚さが人間性と人格を作る vol.694
先日車の中での帰りにラジオを聴いていると、私の大好きなテニス選手の1人である、国枝慎吾選手が出演されていました。
世界第一位の座を持ってしてそのまま引退をした国枝選手。
長い間世界一位の座に君臨し続けたロジャーフェデラーに日本人記者が「なぜそんなにも強く一位を取り続けるのですか?」と質問をしたところ、「日本には国枝がいるじゃないか」と言わせた伝説のテニスプレイヤー。
そのトッププロ選手の言葉は、やはり一流そのものでした。
今日はそんな国枝選手の言葉から考えていきます。
一位を取り続けられた秘訣は?
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みなさんが何かを長いことやっていて、自信をつけているものがあったとしましょう。
それはなんでもいいです。
アニメについて人より知識があるとか、スポーツを小さい頃からやっていたとか、本をたくさん読んできたとか。
そう言った自身のあるものに対して、「どうしてそんなことができるんですか?」と質問をされたら、みなさんだったらどのように答えますでしょうか。
おそらく多くの人が、秘訣であったり自分の過去の話をするでしょう。
それがいけないというわけではなく、一般的にはそういうふうにいうのが普通だと思うのです。
しかし、国枝選手は違いました。
自分の話の前に、「まず、私が一位を取れるようになったという前に、車椅子テニス界を牽引してきてくださった先輩方がいてくださったからですね。」と一言。
確かに一位を取れる秘訣そのものではないかもしれませんが、おそらくそれが何よりの要因、きっかけになっていたと伝えたかったのでしょう。
誰もが語りたくなる問いかけに対して心から溢れてきたのはこの言葉。
正直心を打たれました。
巨人の方に乗る
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私たちの前に先人たちの小さく長い積み重ねによる大きな知見があった上で、今があるという考えを巨人の肩に乗るというふうにいうことがあります。
国枝選手の言葉はまさにこれでした。
では、私自身のことを考えた時、そこまで物事を考えられているのでしょうか。
例えば、今でこそICTを授業の中でふんだんに使えるようになってきていますが、それは以前にサーバーを設定してきたり、さまざまな流れを作成してきた先輩方がいるから。
授業に専念できているのも、そんな制度がこれまでの教育界の流れで生まれてきたから。
そう言ったところにもっともっと目を向けていかなければならないのかもしれません。
改めて、自分自身の謙虚さを見直されるとてもいい話でした。
いい時にいい人からの言葉をキャッチさせてもらいました。