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できないよりタチ悪いはできると思っている vol.674
自分の能力というのはなかなか自分自身では分からないものです。
時にはプライドが邪魔をして、本来ではできないはずの仕事まで請け負ってしまいます。
そしてまた時には、能力があるはずなのに業務過多になることを恐れて本来簡単にできるはずの仕事すら請け負おうとしないことがあります。
全員が自分、そして他者の能力を十分に理解して、それに見合った業務ができれば一番良いのでしょうが、なかなかそのようにうまくはいきません。
本来はそれが管理職の仕事なのかもしれませんが、、、。
今日はそんな業務量と人について考えます。
先生という仕事の特性上しょうがないと言えばしょうがない!
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とまぁ、管理職が丁寧に業務調整をしているような学校であれば全くもって問題はないのでしょうが、世の中の学校そんなところの方が少数のように感じます。
私がこれまであってきた先生方もほとんどが、管理職の愚痴ばかりでした笑。
愚痴はないにしても、管理職が綺麗に仕事を分配できている学校というのはあまり聞いたことがありません。
先生という仕事の特性上、全ての仕事をトップダウンにするのは難しいのです。
通常の仕事であれば、社長がいて、その下に数人の管理職、そしてその下に準管理職と言った具合にピラミッド型になっていくのでしょうが、学校はそんなことありません。
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ピラミッド型というよりも平茸型。
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ありとあらゆるところで、いろんなことが進行しておりそれを全て管理するのは正直難しい話なのでしょう。
管理職が知らない仕事もたくさんありますし、「え、今日そんなことやっているの?」と聞いてくる管理職もいるくらいですから笑。
管理しきるのは難しいのでしょう。
できないならできないと言ってくれ
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だからこそ、個々の人間関係と業務量のコントロールが必要なのです。
学校でやりたいことがあったら、根回しをしろというのも理解できます。
結局は管理職主導のもとで行うのではなくて、現場主導で行うわけですから、やってくれる人がいない限りは動きようがないのです。
とは言え、引き継いだり組織としては必要だろうから、やりたいわけではないけどやっているという仕事もあるはずです。
しかもそういった仕事で指揮を取るとなると本当に面倒です。
業務量のコントロールはもちろんのこと、それらをある程度把握して動かしていかなければならないわけですから。
しかし、任せても大丈夫という中で任せて、それを遂行できないとなると、非常に痛手です。
それなら最初から任せないよと言いたくもなります。
新任の先生であったり初めてのミスであれば全然問題がありませんし、あらかじめできそうにないといってくれれば平気ですが、こうも何回もヒヤヒヤさせられると信頼できなくなりますね。
人を動かすというのは難しいものです、、、。