校則のそもそもって考えるとキリがない
今年度から本校では新しい制服として、夏服にポロシャツが参入しました。
オシャレでイカしてるデザインなのですが、まぁややお高めです笑
そこらへんのセレクトショップのポロシャツが買えちゃうくらいの値段です。
それはともかく、制服もそうなのですが、これって校則的に必要なことなのかなぁと思うことが最近いくつかあります。
ハンディ扇風機
最近よく中高生が手に持っているハンディ扇風機。
皆さんの学校では、校則的にありですか?なしですか?
うちは、不思議なことに高校はあり。中学はなしです笑。
ちなみに施設設備に差はありません。
校則的にも高校の方がゆるいという風土(授業時以外の携帯使用OK、着崩しもあまり注意しない、お菓子もダメだけど問われないなど)はあるのですが、中学で禁止にするのはちょっと不思議です。
高校と比べて、中学は義務教育期間なので、校則遵守も厳しいというのは分かります。
一応、学校としての姿勢は、
エアコンもついていて空調管理はできる。
扇風機使用時の飛沫拡散防止。
学校に不必要なものは持ってこない。
というルールの元で指示を出しています。
しかし、空調が効いているとはいえ近年教室の窓を閉め切って、過ごすことは感染症対策としても良くはありません。
マスク着用のためにいつもより、体感温度が上がっていることだってあります。
果たして完全に不必要と言い切れるのでしょうか。
そもそも、暑くなければ持ってくつこともないかと思いますが、、、。
手のひらピンポン
最近一部の男子の間で流行っているのが、手のひらピンポン。
机と机をくっつけて、手のひらをラケットがわりにピンポンをしているようすが見られます。
もちろん、教員としては注意するのですが正直にいうとどう注意していいかわからないのです笑。
周囲に迷惑をかけているのであればまだしも、むしろ、学校にある少ない設備で娯楽を生み出している彼らの知恵に敬服するばかりです。
だからこそ、厳しく注意するというよりかはピンポン球の取り合いで、生徒と戯れる大切な時間にしています。
授業だけでなく生徒指導も対話で
生徒指導、校則、行事も全て一方通行では通じないのです。
確かに教員には学校を管理する責任があるのかもしれませんが、その空間を過ごすのは教員ではなく生徒です。
彼ら自身が心から理解をしていなければ、根本的な問題解決には至りません。
そして、もう一つ大事なのは、私たちが何を大切にしているかの部分なのではないでしょうか。
携帯扇風機にしても、とにかく感染症蔓延だけは防ぎたい。だから、使用しても構わないが、絶対に私語を謹んでくれと注意したほうが、子供たちにも思いは伝わるように感じます。
〜で決まっているからの考えは捨てて、もう一度あらゆるそもそもを考え直すべきなのではないでしょうか?
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