もっと活用せんともったいないのになぁ vol.521
学校のICT化は年々進んでいます。
本校においても、どんどんとやりやすい環境になっていき進化しています。
私が新任として入った5年前には、教室にスクリーンとプロジェクターがついただけで拍手喝采レベル。
一気に近未来的な学校のような感覚を持っていました。
しかし、そこからは一気に加速的にさらに進化していきました。
その年のうちにiPadが支給され始め、生徒はBYOD、高等学校も全教室ホワイトボード化しプロジェクターがつけられ、オンライン配信用に各教室にもiPadが配布され、、、。
とにかく脱帽レベル。
でもそんな施設も活用しなければ何の意味もありません。
宝の持ち腐れ、猫に小判、馬の耳に念仏、、、
なんといえば、言い切れるのか分かりませんが、学校現場においてその機能を使い果たしているとは到底言えません。
せいぜい、全員平均してできるのは自分のタブレットをスクリーンに映し出すこと。
数十年前から行っていたようなことが、ようやく平均的に全員出来るようになったのです。
でも、やろうと思えばもっといろんなことができます。
ある教室での授業をリアルタイムでほかの教室に飛ばしたり、オンラインで中継しながら、学校案内ができたり。
やろうと思えばできるけど、やろうとするのに体力が必要だからできない。
やらない。
何とももったいない感じがしてしまいます。
これは、単なる批判ではなくそんな人類の英知が詰まった科学技術を化石化させてしまうことに悲しみを感じるのです。
貸し出しちゃえば??
とここで思うのは、使わないなら貸し出しちゃえばという考え。
学校の教員で使い切れないのであれば、外部に公開してあげればいいのにと思うのです。
学校の設備は以外にも多くの人が求めているような中身になっています。
広いグラウンド、体育館、大量にある会議室にできる教室、大スクリーンのある部屋、、、。
さまざま使用用途に合わせて、使いやすさを選べ最適な場所を選べます。
借りたい人は山ほどいること間違いなしです。
教職員が扱いきれないのであれば、外部に貸し出して使っている中で教職員もその扱い方を覚えていけば良いと感じるのです。
Share&Speedy&Spread
ICTの究極はここに行きつくのかと感じています。
「これはいい!」「使える!」「活用できる!」
と思ったらそれをすぐにシェアをする。
そうすると一気に口コミで広まっていきます。
これは、完全に使って自分ができるようになってから広めるのではなく、もう「いいかも!」「使えるかも!」「活用できるかも!」と思った瞬間にスピーディーに広めていくのです。
一度広がり始まれば、後はどんどんとアップデートや知られていない機能が知られていき、皆が幸せになっていきます。
3Sの精神。
持ち続けていきたいものですね。