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ICTは先生の首を絞めるためにあらず vol.335

対話の先生塾では毎週火曜日21:00から教育に関心のあるメンバーで、対話を行っております。

本日の対話の先生塾は、「教師の働き方について」。

ゲストに齋藤浩司さん(前横浜市立鴨居中学校校長)をお呼びし、「ICTを利用した教師の働き方改革」についてお話しを伺いました。

ICTというと、授業の中での活用がよく目に止まりますが、実は業務削減にとっても最重要な観点です。

そんなICTの活用についてさまざま聞いて思ったことをまとめます。

やりながら考えるか、幸運を掴むか、考え続けるか

学校現場での皆さんの在り方はどこにあるでしょうか?

私は、以前までは考え続けるでした。

しかし、それでは何も変わらない、何も形にならない。

だからこそ、やりながら考えるの修正思考が大事なのでしょう。

しかし、全てを自分でやっていこうとしては、パンクをしてしまって自分の首を絞めてしまいます。

それでは本末転倒です。

だからこそ、いろんな人の力を借りたり、さまざまな企業へ出向いて意識改革をしていく必要があるのです。

そして残せるものは、法則化して後世に継承していくのです。

それは強引に押しつけのように残していくのではなくて、やりたいこうしたいの意思を尊重するためにです。

あの人だからできるんだではなくて、1年目ができるパッケージを残していくといった感覚でしょう。

「俺の敵は、だいたい俺です」

結局のところやるもやらないも自分次第です。

だから、自分でやるべきかどうかを考えて取捨選択していくのも大切になります。

教員のほとんどは実は自分で仕事を増やしていると私は考えています。

ですから、教員自身の意識改革も大事になります。

しかし、多くの先生が忙しいことは自覚していても、その忙しさを生み出してしまっている根本的原因との向かいができていません。

だから、一気にそこを変えようとしていくのではなく、毎日少しずつ。

包丁は使っていれば、そのうちその包丁は錆びて何も着れなくなっていってしまいます。

だから、その包丁を研いでずっと使い続けられるように毎日少しずつブラッシュアップして成長していくのが必要があるのです。

「生徒のために」という魔法の言葉

まずは、「生徒のために」という魔法の言葉を使うのをやめませんか?

「生徒のために」といえば、全ての事柄が美徳化されどんなことであっても、まるで必要なもののように捉えてしまいがちです。

そもそも、残業は業務が残っているからするものであって、自ら進んで作るものではありません。

本当に優秀な人は残業を増やすのではなく、与えられた時間の中で最大のパフォーマンスを出せる人をいうのです。

与えられた時間は、しっかりと業務時間という設定であるはずです。

まずはその限られた時間の中で取捨選択をして、優先順位をつけていく癖からつけていきませんか?

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