コミュニケーションって一体なんだろう?
他人には興味がない。
他の人の人生を知ったところで、関係のない人なんだから意味がない。
生産性のないただの立ち話、そんな時間無駄。
つい、1年前まではこんなふうに考えていた私はいま、職場では休み時間があるごとに生徒と、そして先生と雑談をしています。
どうしてそのようになったのか?については、ここでは置いておいて、絶賛コミュニケーションしまくりの私が、コミュニケーションとは何なのかについてまとめます。
コミュニケーションとは?
私たちは生まれてから、死ぬまで必ず何かしらのコミュニティに所属します。
家族、学校、習い事、塾、職場、、、
そこでどのような人生を歩み、どのように人と関わっていくかはその人次第ではありますが、必ず誰かとの結びつきのもとで全ては成り立ちます。
つまり、コミュニケーションとは人生そのもの。追求をしていけば結局のところ、全てコミュニケーションにたどり着くのです。
では、コミュニケーションとはいったいなんなのでしょうか?
実は”コミュニケーション”のこれといった日本語訳はありません。
ないと言うよりかは、あらゆる意味を包括しており、その意味は非常に広範囲に及びます。カウンセリングのように傾聴に重きをおいた理解もあれば、プレゼンのように伝達に焦点を合わせた解釈もあるからです。
では、ここの記事で言うコミュニケーションとは何を指すか。
それはズバリ、”個性の表現”です。
何にも変え難い自分のパーソナリティを、コミュニティの中で確立していくことこそをコミュニケーションと言います。
何のために個性を表現する?
これまでの時代は何か一つのゴールや目標に向かって全員がそこを目指し、競争をしてきました。
効率や努力、頑張りといったものが評価され、お金や成功などの価値が信じられる物質主義のいわゆる”土の時代”です。
多くのものが生産性を優先するがあまりに効率を追求してきました。
その結果、私たちが普段耳にする情報も、ほとんどがトップダウン形式の一辺倒なものになっているのです。
テレビや新聞、雑誌などの報道の規則性に気づけば私たちがいかに民主主義という名の隠れ独裁制国家なのかが分かるかと思います。
しかし、そんな時代も終わり、私たちは”風の時代”へと突入しました。
そのきっかけとなったのが、1990年代より普及してきたインターネットの登場です。
SNSなどのマイクロメディアの到来により、マスメディアは大した効力を持たなくなり、その代わりに各々が情報を集め、一人一人異なる知性と情報と想いを持った集団に変容して行っているのです。
だからこそ、それぞれの知恵を足し合わせて、創り上げていく共創思考が重要になってきます。
コミュニケーションを上手にするには?
コミュニケーションには主に3種類あります。
1.自分とは合わない人と合わせるコミュニケーション
2.自分と波長の合う人とするコミュニケーション
3.1人(自分自身と)のコミュニケーション
私も例外ではなく、多くの人が1を避け2、3のみをしようとします。
しかし、何事もバランスが重要です。私たち日本人は「知らないもの=悪」とする風習がありますが、そういったところに良いものが潜んでいることがとてもたくさんあります。
2、3のみをし続け食わず嫌いになれば、当然世間を知らない人間の完成です。
ですので、コミュニケーションをするときに必要なのは、
1.協調性を持って、人と協力して作り出す共創力
2.個人の役割(パーソナリティ)を熟知した上での自主性
3.他者との違いや多様性を理解して認め合う共感力
になります。
コミュニケーションを楽しむ
他者との関係で悩んだときには、一度立ち止まって考えるべきです。
自分は今、相手をコントローしようとしていないか、自分の思いを一方的に伝えようとしていないか、ただただ、相手の思惑を読み取ろうとしていないか。
コミュニケーションは目的を果たす手段でもあるが、コミュニケーションそのものが目的であることを忘れてはいけない。そしてその先にこそ、真の豊かさや幸せが溢れているのです。
自分自身を認め、コミュニケーションを真心で楽しむ。
これこそがコミュニケーションの本質です。