コミュニケーションは芸人を見て学べ!
何年か前までは、時間があればお笑いTVを見ていたのですが、最近はTVよりもラジオを好き好んで聞いています。
なぜ、ラジオが好きかというと、そこにリアルを感じるからです。
素のリアクション、間、空気、コミュニケーション、これが生々しく伝わってくるラジオを聞くと、「あぁ、今この時間を過ごしている人が他にもいるんだなぁ」と耳で感じることができるので、とても暖かい気持ちになります。
まぁ、単純に寂しがり屋なだけだと思うのですが笑。
そんなラジオを聞いていて、改めて、芸人さんのすごさを感じました。
それ、大して面白くないよね??
普段であればなんとなく聞き流しているであろうラジオも、意識して聞くと実にたくさんの学びがあります。
昨日の職場からの帰りに車で聞いたのは、リスナーさんからのお便りをもとに、そのリスナーさんと電話?を繋ぐというものでした。
もちろんリスナーさんはその業界で言えば素人。一般市民ですから、視聴者を笑かす技術を持っているわけでもありません。
おそらく多くのリスナーさんからの話は、後で文字起こししてみれば、くすりともしない日記程度のものであることが多いです。
そして思い返してみても、その時に自然に笑ったような「面白い!」という感覚は出てこないかもしれません。
しかし、一つ意識して聞いてみるだけで、その話が面白くなっている理由が、手にとるように分かります。
普通に聞いていれば、この話面白いなぁで終わるのですが、最近コミュニケーション、ファシリテーションについて学んでいる私は、その時の芸人さんの受け答えに衝撃を受けました。
自然体でコミュニケーションスキルフル
芸人さんの受け答えには、コミュニケーションのスキルが山ほど溢れています。
それを順を追って解説していきましょう。
まず初めに気づいたのは、受容と共感。
リスナーの方と話をするとき、相手の話すことをことごとく、くり返して返しているんです。ミラーリングですね。
リスナー「実は自分の父親は言い間違えが多くて」
芸人「ほぉ、言い間違えが多いんですね」
リスナー「ふとした時に意思の疎通ができないときがあるんです」
芸人「はぁ、意思の疎通ができない!それは困りますねぇ」
...
といった具合にです。
そしてそれを後押しする、「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」。
「はぁ、なる程ねぇ」、「ひぃ、それは困る」、「ふぅーん、そういうことか」、「へぇ、すごいね」、「ほぉ、そうなるのか」、、、
というように、声だけでも相手が傾聴の姿勢を取ってくれていることが、伝わってくるのです。
さらには、オノマトペ。
ところどころに使われる、音を表現する言葉がリスナーさんの話を盛り立てて、乗せていくのです。
芸人さんがモテる理由はここにあり
以前も、自己肯定感の観点から芸人さんがモテる理由を考えましたが、真にモテる理由はコミュニケーション能力の高さなのかもしれません。
そんなことを感じながら、ラジオをずっと聞いておりましたが、最後にリスナーの方はすっきりしたような反応をされていました。
次への行動をしっかりと決め、決断していたのです。
まさに、カウンセリング、ティーチング、コーチングの流れの通り話していました。
芸人さんと”話す”は、最大のカウンセリングなのかもしれません。
ただいつも聞き流しているラジオでしたが、コミュニケーションの極意が山ほど溢れています。
そして、芸人さんには何よりもユーモアがあります。
これだけ会話をしていて楽しいと思わせてくれる人がいたら、間違いなくモテるだろうなと改めて、芸人さんパワーを確認することができました。
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