見出し画像

囲碁の視点

こんばんは。きむきむです。
今日も数ある投稿の中で私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。

私の過去の投稿をご覧になった方はご存知かもしれませんが、学生時代に将棋部に在籍していたこともあり、私は”見る将”でもあり、大の将棋好きです。
ただ最近思うのですが、最近は将棋的な視点と共に囲碁のような視点がとても大切な気がしています。とは言っても、囲碁は
「できますか?」
と言われれば
「ルールは分かるので何となくできます。」
と言った程度なのでもしかしたら、囲碁の本質について十分理解できていないかもしれません。
そこをご承知いただいた上で共有させていただきたいと思います。

将棋と囲碁の違い

将棋と囲碁の違いを私なりに以下の通り解釈してみました。

将棋:
 勝負の決定:王様を取る(動けなくして次に取るぞと詰ます)
 駒(石)の特徴:各駒には長所短所の特長があり適材適所が大切である。
 優先されるもの:王への迫る速さ、各駒の損得

囲碁:
 勝負の決定:地(実効支配した陣地)の広さを競う
 駒(石)の特徴:石はただ置くだけで、個々に特長はない。
 優先されるもの:如何に広い自分の支配地域を確保できるか

ちょっと補足すると以下の通りです。
将棋についてですがプロ棋士の方を始めとしてもっと様々な将棋の捉え方があると思いますが、将棋は最終的、最初に相手の王を取った(詰む)ら勝ちです。
相手の王を取るために個々の駒の特長を活かして、攻めの陣形を整え、自分の王の守りを固め(時には守らないで攻めのみと言う場合もありますが)るために、各駒の特長を把握し適材適所に配置します。。
相手の価値ある駒(例えば飛車・角行・金銀)を取ったり、価値ある駒を捨ててもいかに早く王に迫り詰ませられるか、先を読んで指し進めます。

一方、囲碁については、石は自分の色と相手の色、すなわち黒と白しかなく
それぞれの石には特別な特長はありません。石を取ったり取られたりすることはありますが、最終的な目的は自分の実行支配の領域(地)を如何に広く確保できるかが重要です。
ちなみに囲碁では相手の石を自分の石で上下左右を囲めば相手の石を取ることができます。

相手の石を取ることに固執する罠

将棋では相手の飛車や角行と言った価値の高い駒を取り再利用しながら、敵の守りを崩して相手の王の行く手を遮り、王を詰ませて勝負が決まる場合もあります。そのため、その価値の高い駒を取ること(駒の損得)に関心が行く場合も多いです。序盤、中盤では、王の陣地の固さ、駒の有効活用度、駒の損得で優勢劣勢の形勢判断がつきやすいです。

同じような形で、囲碁で相手の石を取ることについつい気を取られてしまっていると、相手の石を取るために上下左右の4手をかけている間に、相手が陣地を広げてしまい、石が取れて満足していて気付くと不利になってしまう場合があります。
取った駒は最後、相手の陣地に埋めて”地”(陣地を埋める)ことになりますが、囲碁は主に局地戦ではなく広い視野でどのように自分の陣地を広げていくかという視点がとても大切な感じです。

囲碁は自分でどのように陣地を取るか描く、広い視野を把握し構想を組み立てる能力が鍛えられます。

世界の囲碁

将棋はほとんど日本人の競技者が中心ですが、囲碁は中国、韓国、日本で競技されています。囲碁の総本山「日本棋院」のホームページの国際棋戦を見ると分かるのですが、今は韓国と中国がとても強く、日本は非常に苦戦しています。具体的に言うと下記の通りです。

テレビアジア選手権は31回を数える大会のようですが、2000年以降に日本の棋士が優勝したの2回のみで、後は中国・韓国の棋士が優勝しています。

2011年に終了してしまった 世界囲碁選手権・富士通杯は24回の歴史がありましたが、こちらも1998年から終了するまで1回も日本人棋士は優勝することができませんでした。最後はベスト4にも残れない程厳しい結果でした。

ワールド碁チャンピオンシップは3回開催されていますが、全て中国・韓国の優勝が勝利しています。

グロービス杯も7回開催されていますが、第1回を除き全て中国・韓国の棋士が優勝しています。

このように非常に劣勢が続いています。この記事を書きながらインターネット調べていたら、囲碁棋士の方のYouTubeが出てきました。韓国では小学校で囲碁の授業があったり、囲碁大学があったりと囲碁を教育にもかなり取り入れているようです。



将棋には将棋の直感的に目的を達成するのかという先を読む力がついたり、
個性ある戦力を適材適所で活躍させるといった能力が培われると思います。

ただ、それに加えて囲碁のような目先の石の取った取られたではなく、実際の目的は何だっけ?と意識を持ちながら目先の損得に囚われない俯瞰した視点もとても大切なスキルだと思いました。
集中力も身につくし、あまり一つの事に固執し過ぎない「バランス感覚」も養え、物事の価値判断をする練習になると思います。

私も時間を作り、子供に囲碁教室に通わせて合わせて私自身も囲碁を通じてバランス感覚や俯瞰して物事を見る、そして構想力を立てる鍛錬をしようかなと考え中です。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日も皆様にとって良い一日でありますように。

未来志プロデューサー きむきむ
#YouTube  「未来志【史】チャンネル」やっています。良かったら訪問してみてください。
#未来志 #未来史 #note毎日更新 #囲碁 #幸せ #27日連続投稿 #noteのつづけ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?