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2024年10月に神社で見つけた心に響く言葉

皆さん、こんばんは。激動の10月も残すところ1時間を切りました。
10月は皆さんにとってどんな月だったでしょうか?

衆議院選挙もありましたね。与党に投票しても、野党第一党や第二党に入れても増税になるような厳しい選挙でしたが、非常に不安定な形で終わりました。
人間は、いや日本人は安定を好む傾向かと思いますが、私はこの状況は望ましい方向だと思っています。30数年うまく行っていなかったら何かを変えて挑戦するしかないと思うからです。

また、今月はプライベートでも大きな出来事がありました。まだまだ先のように感じる人生の終末期ですが、終末期になればなるほど難しい選択があるのだと感じた次第です。

そんな10月を締めくくる10月末日にお送りする東京都神社庁発行『生命いのちの言葉』を「神社で見つけた心に残る言葉」シリーズとして令和6年10月神無月神無月の言葉をご紹介したいと思います。

ちなみに9月の言葉は以下をご参照いただければと思います。

神無月かんなづきの生命いのちの言葉は以下でした。


「知る者は言わず 言う者は知らず」


となります。意味をgoo辞書から引用してみました。

物事をよく知り抜いている人はみだりに口に出して言わないが、よく知らぬ者はかえって軽々しくしゃべるものである。

ということだそうです。確かにそういう一面もあるかもしれません。
でも、個人的にはこの時代にはもしかしたら合わないような気もします。

以前は他人との雑談としてタブーとされた「政治」、「宗教」、「電通(マスコミも!?)」の話題も誰も口に出して言わなかったが故に、大きな問題を生んできました。さらに小声で伝えても溢れる情報の波の中で埋もれてしまいます。
さらにインターネットについてはフィルターバブルが個々人の興味のある情報しか表示しないようにして、他の外部の情報を遮断します。
そう考えると、これから世の中を良くしようとするには「理を知る者は大きく主張する」
ということが大切なのではないかと思います。

ただ難しい問題もあります。
「陰謀論」というのがあると思いますが、これはWikipediaによると、「なんらかの有名な出来事や状況に関する説明で、根拠の有無にかかわらず『邪悪で強力な集団による陰謀が関与している』と断定したり信じたりしようとするものである。」と記載されています。

ただ歴史に関する根拠について戦前から戦後にかけて、学校の教科書が黒塗りにされたり、焚書ふんしょにされたりしてしまい、過去の歴史の検証ができなくなってしまって根拠を確認できないものもあります。

また、アナログの活字でしか残っておらず、デジタル情報としてアクセスできないものもあるでしょう。海外では情報開示されていても、日本では開示されていなかったり、それらの情報が大手マスメディアで報じられないため、認知度が上がらない情報もあるでしょう。

それ故、「理を知る者は大きく主張する」しても信用されなかったり、誹謗中傷されたり、陰謀論とレッテルを貼られてしまうこともあります。

今の時代こそ、一人一人が肯定・否定や多様な情報源からなるべく多くの情報を得て比較検討したりして論理的思考で情報を考察することが大切だと思います。

誰の言葉か?

この言葉は「老子」の言葉となります。
老子については以前、このシリーズで書いたことがあるかもしれませんが、紀元前六世紀の人物とされ、古代中国の哲学者です。
著書は「老子」、「老子道徳経」です。
老子の代表的な言葉としては「|上善《じょうぜん》は水の如し。水は善く万物を利して争わず、衆人の悪む所に居る。故に道にちかし」
(もっとも理想的な生き方は、水のようなものである。水は万物に恩恵を与えながら相手に逆らわず、人のいやがる低いところへと流れていく。だから、道のありように近いのである)
です。

こちらの方が何となく今の時代にしっくりする気がします。

東京都神社庁

今回ご紹介した2024年10月の言葉は下記東京都神社庁のホームページから確認することができました。東京都神社庁は東京都内にある1,398の神社を取りまとめている団体です。

明日から11月がやってきます。
そしてアメリカ大統領選挙があります。政治も経済もまだまだ大変かもしれません。しかし、「大変」とは大きく変わるということです。
大きく変わってもしっかりことわりを見据えて、今、自分ができることをやっていきましょう!

最後に今日、私が私の被後見人の方に聞かせた美空ひばりさんの「愛燦燦と」を共有したいと思います。


本日のサムネイルはAdobeStockから「川の流れ」です。今月はそんな気分の月でした。それでは、また次の記事で会いましょう!

いつもありがとうございます。

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