宇宙産業の今後の可能性
みなさん、こんにちは。
今回の記事は、「宇宙産業の今後の可能性」というテーマで書いていきたいと思います。
ここ数年で宇宙開発ベンチャーや宇宙産業の市場規模が大きくなっています。
大きな要因としましては、2点あります。
1つ目は、宇宙開発において必要な製品を作り出すコストが以前に比べて、大幅に安価になった点
2つ目は、今までは政府や国家のプロジェクトが主導となっていましたが、SpaceX社などの民間の機関も大きなことを成し遂げられる環境が整っている点
この2つの要因によって、もしかしたら人類は、「宇宙に経済圏をつくる」ということが出来るかもと思えるほどの技術や知恵を手に入れました。
この2つがこのように急激に宇宙産業の規模が大きくなった要因ではないかと考えています。
宇宙産業の今後の可能性が少しでも、伝わったところで、本題に入りたいと考えます。
過去と今の宇宙産業の違い
現在の良いところばかりいうと、思考に偏りが出来てしまいますので、現在よりも過去の方が良かった点もあげたいと思います。
過去の時点では、そもそも宇宙について誰も何も知らない状態でしたから、とりあえず波長を変えて宇宙を解析したり、レンズを他の星に持っていってみれば、未知のことを知ることが出来ました。
しかし、今はしっかり練りに練った上で解析や研究をしないと、得られる成果は少ないものとなってしまいます。
現在の良い点としては、従来よりも製品のコストは、安価になりいろいろな人たちが参入できるようになりました。
昔でしたら、宇宙産業は、理工系のエンジニア色が強かったのですが、現在でしたら、文学や経済学、法学の専門家など他分野の人たちが宇宙産業に関わってくれています。
結果的に宇宙産業の規模も大きくなっています。
現在の宇宙産業の研究って何をやっているの?
最近の方向性としては、ロケットを飛ばすという従来から行なわれている研究もありますが、宇宙に経済圏をつくることに関連した研究が多いです。
・宇宙に居住空間をつくるために、スペースコロニーの研究
・宇宙へのアクセスを低コスト化するために、ロケットのプロダクトなどを再利用するための研究
・宇宙にWifiみたいな通信網を繋ぐ研究
宇宙開発といえば、アメリカやロシアが強いイメージがありますが、日本には宇宙に快適な居住空間をつくるという分野ではかなり強みがあると考えています。
具体的にどのような宇宙開発事業があるの?
・宇宙でしか得られない貴重なデータを付加価値として提供する企業
・小惑星の資源の利用を試みる企業
・衛星を利用した通信事業を展開する企業
他にもたくさんの事業がありますが、データ活用、通信の発展、宇宙の資源活用などの「宇宙の環境を利用したサービスを展開する会社」がほとんどです。
豆知識
ソビエト連邦が1959年10月4日に打ち上げたルナ3号は、月面の裏側を撮影して、宇宙から地球に画像を送るミッションを行いました。
当時の状況は、デジタル信号の送信技術が確立していなかったり、衛星に積み込まれた電子機器は真空管であったりと今と比べるとかなり技術力が低かったです。
ですので、①→②のアプローチで画像を地球に送っていました。
①35mmフィルムカメラで撮影が行われ、衛星に積み込んだ現像機で自動現像する
②フィルム画像を読み込むスキャナーの電気信号をそのまま増幅して地球に送信する
参考リンク
http://www.anfoworld.com/IDP.html
技術発展の凄まじさが分かります。
SEND YOUR NAME TO MARS
さらにこの記事を書いている現在(2019年5月時点)は、NASAで火星に自分の名前が入ったマイクロチップを送れるというプロジェクトが行われています。
詳しくは、下記の記事を読んでみてください。
自分もプロジェクトに参加させていただきました。
是非、やってみて宇宙を身近に感じてください笑
さいごに
ここまで宇宙産業について多くのことを書かせていただきました。
現在までの発展度合いをみると、50年後には海外旅行に行く感覚で宇宙に行ける時代になっているかもしれません。
私も将来的に宇宙経済開発の事業などに何かしらの形で関わりたいと考えています。
最後まで、読んでくださってありがとうございました。
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