【地域医療×フリーランス】病院とフリーランスが本気で手を組んだらまちは盛り上がり、医療課題は解決されるのか!|最終報告書
今回、私が参加しているのは、下記の指定企画です。
【地域医療×フリーランス】病院とフリーランスが本気で手を組んだらまちは盛り上がり、医療課題は解決されるのか!~掛川東病院~
訪問リハビリや子育てを通して「地域」のつながりの大切さを日々感じておりました。”今の自分が「地域」で何ができるのかを考えたい””「地域医療」の取り組みを学びたい”という想いで応募しました。
実験計画書はこちらです👇
当初はフリーランスのスキル=ライターを地域医療にどう生かせばよいのかがわからず悩んでおりました。
中間報告書はこちらです👇
「健康」「地域のつながり」をテーマにした子どもたち向けの動画プロジェクト、ハンドケアのテキスト作成にお声がけいただき、企画に携わらせていただきました。作業療法に興味を持っていただけたこともうれしかったです。
2024年6月からはじまった新しい働き方LAB4期。
夏を過ぎるとあっという間に日々は過ぎ去り、終わりを迎えました。
今回は「最終報告書」にて6ヶ月間の取り組みについてまとめていきます。
◆新しいことへの挑戦
①あたLABムービープロジェクト「子ども向け医療介護教育動画コンテンツ」
「健康とは」を学べる子ども向けの動画コンテンツを通して、地域医療に興味を持ってもらうプロジェクトにおいて、動画シナリオ作成にお声がけいただきました。
医療関連の記事は執筆経験がありますが、シナリオライティングは初めてです。Googleで「シナリオとは」で調べて書いた最初の2本は「ドクターが子どもたちへ地域のつながりの大切さを長いセリフで説明し、子どもたちがときどきドクターの問いに答える」という内容の2本でした。
「健康ってなんだろう~人・地域のつながりの大切さ~」
「地域医療の大切さを学ぼう」
プロジェクトメンバーの看護師さんから「この動画で何を伝えたいのか」「伝えたいことがわからない」と問われ、自分が「自分の伝えたいことを押し付けていた」と気づかされたのです。
「伝える」について深く考えるきっかけとなり「物語として子どもが楽しめるシナリオにメッセージを込める」ことにしました。
MENTAでメンターさんについていただき、シナリオライティングをゼロから学びました。いつも文献や先生のお話などの情報を基に書くので何もない更地からお話を起こすのが想像できませんでしたがこども本の森や大型書店に出かけてイメージを膨らませ、プロットができてからはスラスラと書き上げることができました。
シナリオでおぼつかないところも動画クリエイターさんはじめ、チームがよいものに仕上げてくれるという信頼感があったのも大きかったと思います。
とても素敵な動画ができあがりました。
企画プロデューサーと院長が実際に地域の保育園などを訪れて上映してくださり、子どもたちの実際の反応も教えていただきました。
今回動画シナリオ作成を通して、何をどう伝えるか、どのような手法を使って伝えるかなど「伝える」について深く学ぶ機会を持てました。
②病院の地域イベントに参加
コミュニティホスピタル掛川東病院に初訪問しました。
2024.9.29に行われた「希望の丘マルシェ2024」に子どもと参加し、
ずっと画面越しに合っていたメンバーとリアルに会うことができたのです。
掛川駅の案内所で病院行きのバスまで連れて行ってくださったので迷わずスムーズに到着できました。病院では来場者の方のチェキを撮らせていただき、皆さんと触れ合う機会も持たせていただきました。
子どもが「こんな子どもが写真撮ってるのに誰も文句も言わへんし、みんな話しかけてくれたり、一緒にいてくれたりしてやさしいなあ」と言っていたのが印象的です。実際に現地に行き、体験することが、私にとっても子どもにとってもチャレンジそのものになりました。
③そのほかの企画
プロジェクトメンバーにお声がけいただき、ハンドケアのテキストの作成やホームページ制作に携わらせていただきました。
これまで作業療法士、ライターのスキルを医療に関連する記事でしか生かせないと思ってきましたが、生活や社会の中で生かせる道筋が見えたような気がしています。
指定企画全体でデザイナーさんやデザインと多く触れる機会があったことや、ワイヤーフレーム作成まで行ってみたこともあり、デザインも学びたいと思うようになりました。
◆取り組みの結果・得たこと
今回動画プロジェクトはチームメンバーの力で動画完成まで達成できました。1つの作品として完成物があるとすごく達成感を得られると気づかされています。まだまだこれから続く取り組みなので楽しみにしています。
そして、全体を通して得たのは「信頼のおけるメンバーそれぞれのアイデアやスキルを生かすと素敵なものが仕上がること」です。
ライターという特性もあり”受けて書いて終わり”が日常でしたが、今回の指定企画を経て、自分の仕事も「より適した人材につなぐ」「デザイン込みの仕事も引き受けチームで取り組む」場面が出てきました。
いつもあたLABに参加している時期はエネルギーをもらえます。オンライン参加にとどめようと思っていたLD学会の会場にも足を運び、Eテレ番組制作者の方の「子どもに伝える」をテーマにした講演を聞くチャンスにも恵まれました。
「伝える」についての手法はさまざまなので、いろいろな形で「伝える」を仕事に落とし込んでいけたらと思っています。またより多くの方とつながり、それぞれのスキルを生かした仕事につなげていきたいとも思います。
自分がゼロから生み出すものも大切にしていきたいと思うようになりました。
◆最後に
地域医療というテーマを取り上げてくださり、いろいろな企画に声をかけていただいたおかげで最後まで参加することができました。
6ヶ月間心地よく過ごせたのは院長はじめ掛川東病院の皆さま、サブPM、メンバーの方々のおかげです。「また会いたい」「また一緒に何かを作りたい」と思えるメンバーに出会えてとても有意義な半年間でした。ありがとうございました。