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ファイナルファンタジー2を遊んでみた

ファミコンRPGといえば『ドラゴンクエスト』シリーズと『ファイナルファンタジー』シリーズが双璧をなしていた。そしてこの両シリーズはその後の日本のRPGを決定づけたといっても過言ではない。

私は『ドラクエ』派だったので実は『FF』はプレイしたことがなかった。はじめて『FF』をプレイしたのはプレイステーションの『FF7』だった。

そんな『ドラクエ』派の私でも気になっていたのが「異端」として悪名高い作品『ファイナルファンタジー2』だ。

当時の悪名とは「ゲームバランスが悪い」だの「詰んでしまってクリア不可能になる」といったもので、そんなことを聞かされては少ない小遣いをやり繰りしてファミカセを購入していた少年時代の私にとって『FF2』という選択肢はなかった。

しかしそれでも気になっていたのは『FF2』のシステムが斬新だったからだ。

そのシステムというのが「レベルや職業が存在せず、各ステータスの数値は行動によって増減する」といったものだった。さらに、武器・防具・魔法には「熟練度」が設定されていて、特定の武器や魔法を使えば使うほど強力になっていく。

これらはいまでいうところの「スキル制」に相当するシステムだろう。くわしい人によると、現在でもスキル制RPGは少数派でありクラス制RPGが圧倒的多数派だそうだ。さらに「完全スキル制」ともなると数える程度だという(有名なのはあの『ウルティマ・オンライン』)。

『ドラクエ』によって「ロールプレイング・ゲーム」という存在を知った我々世代にとって、RPGとは「経験値を積んでレベルを上げていくゲームであり、職業によって各キャラの個性を出す」ものだった。そんな固定観念が構築されていた脳ミソにいきなり「レベルも経験値も職業もない」「熟練度で強くなる」「行動によってステータスが増減する」なんて言葉を聞かされても「???」になったのは当然といえば当然だった。

しかし「異端者」は魅力的に見えてしまうものだ。「一体どんなゲームなんだろう。一回やってみたい」という思いが募っていったのだが、残念ながら『FF2』をプレイする機会もなく月日だけが流れていき、現在に至った。

それでとうとう今回アプリ版をダウンロードして30年来の夢を叶えることにした。

端的に言うと「おもしろい」だった。アプリ版はリメイクされゲームバランスも相当改善されているそうで、そこらへんも関係しているのかもしれないがおもしろかった。

まずフィードバックが小気味よく気持ちいい。数回バトルをすれば「HPがアップ」「ちからがアップ」などメッセージが表示される。と同時にどんどん強くなっている実感も得られる。クラス制の「耐えに耐えて経験値を積み、レベルを上げてどーんと全ステータスを一気に上げる」のも達成感を得られていいのだが、テンポよく成長してその都度フィードバックが返ってくるこのシステムのなんと気持ちいいことだろう!

クラス制が一人に一個の経験値とレベルが設定されているなら、スキル制は各パラメータに経験値とレベルがありキャラクターの行動により対応するパラメータの経験値が増えて一定数を超えたらレベルが上がっていく。そんな感じ。

これ、相当気持ちいいシステムだと思うのだが、なぜ淘汰されたのだろうか? 自由すぎたのだろうか? 人はある程度縛られるほうが好きなのだろうか? などと考えてしまった。むむむ。

さて、ゲーム自体はまだ序盤なので、できればクリアまでもっていきたいものだ。

ゲーム攻略に参考にしているサイトはこちら。
ゲーム攻略メモ:Final Fantasy 2/ファイナルファンタジー 2 攻略
http://ff2.opatil.com/

よりくわしく『FF2』の魅力を解説してくれている記事はこちら。
ファイナルファンタジー2にドハマりしてる。
https://note.com/4_5matworks/n/n56b0a2da59fa

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