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国会議員と映像制作と公正取引委員会 / 優越的地位の濫用を考える①

ケニー・ケンヤ・ヤストミです。

今日は私の友人のディレクターの話を書かせて貰う。
内容としては

優越的地位の濫用を公正取引委員会に訴える

『とある国会議員事務所の仕事をしたが無給だったので公正取引委員会に対し、優越的地位の濫用として事案の提示をする』と言うものだった。
私は友人の意見しか聞ける立場にはないので
あくまでこの件に関しては、映像を業とする1人として
『公正取引委員会の役割・判断』や『優越的地位の濫用』という知見を得つつ、客観的立場で優しさを忘れずにご紹介させていただこうと思う。
友人のような経験をした、している、これからしそうな方々にも
友人の報告と動きが何らかの形で優しい作動をする事を願っています。

また本人からも掲載許可を貰っての投稿である事をここで重ねてお伝えいたします。


2日間 5カ所の撮影。4万円が3万円へ。

友人はB to Bの映像ディレクターやWebコマーシャルなどでも
監督の代理でシーンのディレクターをしたり多岐に渡る活動をしている。

■2023年6月初旬
友人はとある議員の主催するイベントの撮影をする事になる。
秘書のT氏から
『皇族が来るけど、撮影しないか?』との事で
当初、皇族と議員との撮影が

・議員と皇族
・議員と後援会の交流の様子
・議員の地元ダンスチーム1
・議員の地元ダンスチーム2
・議員の地元の伝統芸能

5つを撮ることとなり。
イベントは2日間に股がっており
両日撮影する事になった。
ギャラは4万円との事だった。

4本の動画編集と11回の改訂稿

撮影が終わると
・議員と皇族&後援会との交流の様子
・議員の地元ダンスチーム1
・議員の地元ダンスチーム2
・議員の地元の伝統芸能

の計4本の編集を依頼された。
また『議員と皇族&後援会との交流の様子』の動画に至っては
編集イメージが共有されず、約11回の改訂を行うことになったらしく

友人も他の仕事をしながら
7月初旬にはダンスチーム二つと伝統芸能の3動画をアップ。
同月に友人はプライベートでの職で昇進となり過密なスケジュールの中
7月中旬には『議員と皇族&後援会との交流の様子』の初稿を提出している。
最終的に8月下旬に納品となる。

7月下旬に気が付く入金

7月下旬、友人はメイン口座とサブ口座、二つ所有しており。
諸事情でサブ口座の残高を確認したところ
議員事務所より33000円の入金を確認した。

議員秘書Tに
友人「お振込み気が付きませんでしたありがとうございました。」
と送ると
秘書T「いくら振り込まれた?」
友人「33000円になります。」
秘書T「4万で決めたんだけどな。ヒドイな!」
友人「6月下旬に振り込まれていました。」

と秘書Tは議員事務所に責任がある様な伝え方をしていた。
また友人は議員事務所に当て請求書を送付した事実はない。

8月下旬、サムネイルアイデアを求められる。

議員秘書Tより
『代議士よりOKが出たのでサムネイルを作ります。(以下略)
検索に引っ掛かることを考えたらどのワードがいいのか…
他にアイデアがあれば提案願います。』

と言う内容だったそうで
議員秘書提案の黒背景に赤・黄の細字テキストのみ
訴求力がイマイチと考えた友人は
イベントのモチーフと言える
黄色・赤を基調にテキストを大きく配置し
写真を大きく使いつつ少し誇張した演出のものを2点用意した。

また誇張した演出に対し
友人『Youtubeとしては、「政治家の成功体験談」みたいに受け取られるので視聴されないかもしれません。
最初(友人提案①)のバージョンは敢えて、悲哀というか苦労・失敗・ぶっちゃけトークのように受け取れるサムネイルにしています。
どちらかと言うと苦労・失敗などの傾向に寄った方がサムネイルで釣れるので数字は取れるかもしれません。ただ低評価を押されるかもしれません。』

友人の提案はザックリ言うと
「自慢話感」より「本音や失敗談の匂わせ」の方が
プラットフォームの特性として良いのではないか?
良くある
「大変なことになりました…」
「●●がヤバかった」
と言う釣りサムネの事だ。

それに対し
秘書T「苦労・失敗…君の考えは代議士には伝わらないと思います。よってこのバージョンは無しですね。」

無論、政治案件なのでダメージを最小限に抑える
マネジメントは理解できる。
が…それを理解できない友人ではない。
また友人はあくまでプラットフォームの特性について話しているので
「君の考え」と言う発言はいかがなものだろうか?と思う。

こうして2パターンのアイデアを出したが
議員秘書の提案のサムネイルに決定が下る。

この話の現在

駆け足でお伝えした、この件だが
現在に至っても撮影費の33000円は支払われているが
編集費に至っては友人へは1円も支払われていない。

また友人から議員事務所へ連絡を入れ
別の公設秘書とも話したところの議員秘書の見解である

・40000円が33000円となった事について
    ↳金額を下げた事実はない、そのようにTから聞いていない。

・編集費の支払いについて
    ↳4本の動画編集をTへ依頼した事実はあるが
     業としてTに依頼した事実はない。
     つまり議員事務所で稼働中に制作しているものと考えていた。

・サムネイルのアイデアや作業の認知について
    ↳認知していない、動画同様に業としてTに依頼した事実はない。
     つまり議員事務所で稼働中に制作しているものと考えていた。

私として、できうる限り客観的かつ感情的にならないよう努めたいが
この議員事務所の回答に対し、憤りを覚えたのは
友人の存在が『消えている』事だ。

友人の仕事・知見・時間など
あらゆる部分が『消えている』事は同じ生業また友人として
存在を肯定してほしいと思った。

友人はこの議員事務所との会話をきっかけに
『優越的地位の濫用』として公正取引委員会に訴えることを決めたそうだ

なぜ優越的地位の濫用と言う考えに至ったのか?
それは友人と議員秘書T、議員秘書Tの本当の仕事が関わってくる。

議員秘書Tについて

さてここまでお伝えしましたが
この議員秘書は本来の生業は『芸能事務所の社長』で。
議員秘書は私設秘書と言う形で担当しているらしい。

Tは過去にジブリ映画の歌を歌ったアイドルや
歌舞伎役者Mのマネジメントなども経験している人物だという。

現在は某有名アイドルグループのプロデューサーが原案を務めた人気ドラマの脚本家もマネジメントし。
近年では特撮ヒーローで留めに位置するポジションの俳優も在籍しているそうだ。

友人はこの芸能事務所に演出家として所属しており
Tの仕事を手伝うことがあったそうだ。

友人がTと出会ったのは、
2020年の年末に人気ドラマの劇場版に友人が参加し、
知人のスタッフを介して知り合い、議員の動画制作を助けたところから
スタートした。

ここは証拠も何もないが
友人は初めてTの事務所を訪れて話した際
事務所近くの蕎麦屋さんにて

T「●●君(友人)俺は女でも容赦なく殴るからね。」
と友人に言い放ったという。

ここに関して真偽は不明、証拠もないが
そう言われたことを克明に覚えているという。

後に友人は事務所へと所属になる訳だが
社長&議員秘書と言う立場によって優越的地位の濫用
と言う事を友人は訴えたいのだろう。

最後に

これをどのように公正取引委員会が検討するかは分からないが
友人が許す限り、追いかけていこうと思う。

友人は
「お金が欲しいのではなくて、労働搾取・ハラスメント・人権意識について国会議員含め議員事務所どのように考えているのか?
そういう人間を雇い入れていることについて見解が知りたかったが
真っ当な回答がなかったから、
まずは金銭的な事を問題点として挙げるほかない。」

と言う事だった。

友人に落ち度があるとしたら
金銭的な事を明確にする前に作業着手したことだと言える。
私には詐欺に思えたのですが
皆さんはどうでしょうか?

今後、写真や音声などでちょっとした事実などを掲載させていただくかもです。

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