マガジンのカバー画像

薫風日誌

58
つれづれなるまゝに、日暮らし、硯に向ひて、心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、怪しうこそものぐるほしけれ。我を知らずして外を知るということわりあるべからず。さ…
運営しているクリエイター

記事一覧

ふしぎ

「どうして国は国民のためになることをしないんだろう。逆のこともたくさんするんだろう」と、…

バイブスとappreciateってやつ

※ appreciate=よいものをよいと評価するの意 久しぶりに話した🇺🇸にずっと住んでいる🇺🇸…

水素になれたら

推し元素は水素。次手が酸素と炭素。最推しは水素。なぜなら、万(よろず)を循環して自らが万…

私へ 光のこと

私へ 何度私に絶望したか分からない。でも、同じ数だけ希望を持ち直して来られたから、今ここ…

お母さんが、お父さんが、クラスメイトが、部活の友達が、当たり前にできることを、難なくでき…

啓風

内臓に鉛の錘(おもり)がくくりつけられ、脳ミソの毛細血管に湿った濃霧が巻きついて、その無…

しあわせは

しあわせは、大きさを測るものじゃないよ。人と比べるものじゃないよ。 目をつむって、深く呼吸をした時、からだに巡るきらきらとした感覚、じんわりと灯るぬくもり、口角を上げる記憶、わくわくする予感。私にしか感じられないもの。私だけの、とっておきの感覚。 測ろうとしている時、比べようとしている時には、せっかくの感覚を手放してしまっている。うまく立ち行かない気がする今日も、あれこれ考えて憂鬱な今日も、大丈夫。しあわせの魔法は、ちゃんと私の中に宿っている。深く深く呼吸をしても涙しか溢

女性性とルッキズム 私と貌

「女を武器にも弱みにもせず生きていく」 と、中学1年、セーラー服を着た時に言ってから、女性…

まぶ、発つ。

日本人女子0のラボに入って3ヶ月後 カフェでランチをオーダーした時 「あれ、日本人女子とリア…

I Can Appreciate Myself More

わたしのどうしようもないとこぜんぶ分かって仲良くしてくれてる友だち本当生きててくれてあり…

歳重

薄く。花びらのように、白雪のように。たくさんのものが積もって、重なりながら繋がって、ちぎ…

おきまどわせる白菊の花

心あてに折らばや折らむ 初霜のおきまどはせる白菊の花 拙訳: 「朝、手に息を吹きかけながら…

ぼんやりとよく思うこと

「明日死んでも後悔しないように生きろ」って言うじゃない。 たしかにそうなんだけど、でも、…

「エヴァが本当に終わったんだ」という事実

「エヴァが本当に終わったんだ」という事実、信じられないようでもあり、当然のようにも思う。何を言っても平たい言葉になってしまうと思う、それなのにそわそわするから、第3次アニメ革命を牽引した庵野監督に感服しつつ、気がすむまで日本のアニメ史を回顧してみる(書きなぐり的なとりとめのないやつ) 絵画、音楽、演劇、活字本、漫画、写真、実写、アニメ、…人類はいろいろな手法から「伝えたいこと」の共有を試みてきた。明示と、沈黙による余白。リアルと虚構。「物語を伝える」ことにおいて、コミックと