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Circular Yokohama × ifLink 参加レポート
皆さん、こんにちは! ifLinkオープンコミュニティ会員の濱@ISEです。
今回は、Circular Yokohama × ifLinkということで、ハーチ株式会社様の拠点である「qlaytion gallery(クレイション・ギャラリー)」@相鉄線星川駅にお邪魔させていただきました。
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かつて相鉄線沿いに住んでいた僕としては、星川駅からして知っているけど知らない駅になっていてびっくりしました。(こんなにきれいじゃなかった!!)
ハーチ株式会社のご紹介
ハーチ株式会社様について、簡単にご紹介します。
デジタルメディア事業と、サステナビリティ・サーキュラーエコノミー支援事業をメインにしている企業様で、サステナビリティやサーキュラーエコノミーに関するメディア・プラットフォームを多数展開されています。
サーキュラーエコノミー
サーキュラーエコノミーについて簡単に説明しておきます。
ごく普通に、原料から製造、使用、廃棄と進むのがリニアエコノミーです。
僕らが普段リサイクルだなんだと言っているのは、製造⇒使用⇒製造⇒使用と回るリユースエコノミーです。
では、サーキュラーエコノミーとは、どういうことかというと、原料⇒製造⇒使用⇒再資源化⇒製造・・・と繰り返すことで廃棄しないで循環するエコノミーです。
図にするとこんな感じ。
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イメージできましたかね。
サーキュラーエコノミーは、図のように廃棄しないで循環させるエコノミーです。
これを実現させるためには、製品デザインの時点で組み込む必要があるとのこと。
素材ひとつ、部品ひとつとってもサーキュラー思考に基づいた設計が必要になるのですね。
Circular Yokohama
Circular Yokohamaもハーチ株式会社様が展開するプラットフォームの一つで、「Playful Circularity 〜循環を、あそぼう〜」をテーマに活動する、横浜のサーキュラーエコノミー推進プラットフォームとなります。
Circular Yokohamaの主な活動
Circular Yokohamaの主な活動は、以下のようになっています。
ウェブメディア「Circular Yokohama」を通じた情報発信
サーキュラーエコノミーを見て触って学べる移動式ミュージアム「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」の企画・運営
循環型の暮らしを促進するイベント「めぐる星天カフェ」シリーズの企画・開催
そんな中から、今回Circular Yokohama × ifLinkとして、「循環ガチャ」をテーマに連携を考えます。
循環ガチャとは
一般的なガチャといえば、コインを投入して、ダイヤルを回すと景品が得られるモノをイメージするかと思います。(駅とかショッピングモールにあるアレ)
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循環ガチャでは、コインの代わりにペットボトルキャップを投入します。
得られる景品は、地域や資源の循環を体験できるような景品になっています。
どういうことかというと、プラスチックごみをアップサイクルしたキーホルダーなど、横浜市内の事業者が製造する地域の循環型グッズが入っています。
たとえば、回収したプラスチックを再生したもの。
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たとえば、海洋ごみ(ネットやブイ)を再生したもの。
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また、ガチャのカプセルも、回収したものを再利用しているし、投入したペットボトルキャップもマテリアルリサイクルをして、新たな循環型グッズに生まれ変わります。
これらは、移動式ミュージアム「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」の企画&展示品のひとつとなっているとのことです。
循環型グッズ
先に上げたプラスチックごみの再生品以外にも、モルト粕を使ったクラフトビールペーパーや、コーヒーかすを使ったアートなど、様々なグッズがありました。
紹介しきれないので、興味がある方は相鉄線星川駅直通の「qlaytion gallery(クレイション・ギャラリー)」までぜひ足を延ばしてみてください。
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課題
ここまではサーキュラーエコノミーとCircular Yokohamaのご紹介でした。
本題である、Circular Yokohama × ifLinkで何がしたいかというと、循環ガチャをもっとよくしたい!!ということです。
ifLinkの可能性
Circular Yokohamaが考えるifLinkと連携することで見えてくる可能性は、
Playful(楽しくて):「楽しい」や「ワクワク」のような前向きな気持ちを出発点にする
×
Sustainable(持続可能で):自分の暮らしに持ち帰るヒントがあり、持続可能なまちづくりに貢献する
×
for good(「良いこと」):自分や社会にとって「何か良いこと」ができて自分の暮らしがほんの少し豊かになる体験ができる
こんなことが実現できるのではないかということでした。(きっとできる!!)
課題① ボトルキャップ回収のプロセスを楽しくしたい!
キャップ回収さえも、ワクワクできて循環が見える・学べる仕組みにできないだろうか?
自宅で集めたキャップを袋詰めしてたくさん持ちこんでくれる方もいるそうです。
現状、そういった場合はスタッフが袋のまま受け取って、倉庫に保管するしかないとのこと。
せっかく持っていくなら、キャップ回収も楽しめれば、もっと集めよう、定期的に持っていこう、となるはず。
何かよい案はないでしょうか。
課題② ガチャを回す体験×循環の要素を強化したい!
五感に訴えかけるために、どんな工夫があったら、人は「回したい」と思うだろうか?
ガチャを回して景品が手に入る、というのは分かりやすいし、何が出るかのワクワクは楽しいし、嬉しいですよね。
でも、そこにサーキュラーエコノミーを学ぶような「循環」の要素を入れる仕掛けをIoTで考えられないでしょうか。
課題③ 何度体験しても価値のある体験を提供したい!
いつでもそこにある「循環ガチャ」マシンだけど、「何度回しても意味のある体験」を提供できないだろうか?
ガチャって、たまに中身が入れ替わりますよね。
回し続けていると同じ景品しか出なくなるとちょっと残念。
じゃぁ、来るたび、回すたびに何か違うことが起こると、驚きや喜びになる?
どんな変化があるとガチャを回す人にとっての「価値のある体験」になるか。。。
景品? 知識? お役立ち情報? 驚き?
そんなときにこそifLink
アイデアが欲しい! IoTで仕掛けを! みんながワクワク!
そんなときにこそ、ifLinkがきっと役に立つはず。
ifLinkオープンコミュニティには、技術のある人も、アイデアのある人もいます。
Circular Yokohama × ifLinkの次の活動はアイデア出しです。
サーキュラーエコノミーを、もっと楽しく、かっこよくするアイデアを出したいですね。
ifLinkオープンコミュニティについて
一般社団法人ifLinkオープンコミュニティは、さまざまな企業・団体に所属する人々が、その垣根を超えてオープンに交流しながら「誰もがカンタンにIoTを使える世界」の実現をめざすコミュニティです。
2020年3月2日に複数企業により設立され、現在100社以上の企業や学校が参加し、IoT機器のifLink規格への対応やIoTソリューションの試作、アイデア発想、マーケティングなどを行っています。
※ifLinkは、東芝デジタルソリューションズ株式会社の登録商標です。
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