トーストに酒をかけて食べた話
こんばんはイイダです。
今回は日常における出来事から学べることについてのお話です。
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朝食にトーストを一枚オーブンへ。
焼き上がったそれにバターを塗って、
近くに置いてあったメープルシロップらしきものをかけた。
その時
「やけにサラサラしてるな」と思い、
ラベルをよく見たら『これはお酒です』の文字。
残念ながらそれはシロップではなく酒でした。
もったいないからしょうがなくそれを食べることに。
それにしても
メープルシロップでよくありがちな無駄に小さい取手に、
いかにもメープルシロップというようなラベルデザインだったもので
完璧に騙されました。
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さてさて朝からそんな一件がありましたが、
このことから2つのことを学びました。
1つは、見分けにくいパッケージは避けるべきだということ。
もう1つは、「慣れ」の怖さです。
では1つずつみていきます。
見分けにくいパッケージは避けるべき
これは消費者目線の意見です。
上でも述べたように、
ぼくはお酒をメープルシロップと間違えました。
もちろん
手に取る側もよく見るべきではあると思いますが
現に即座に見分けられなかった事実があるわけですから、
開発側も気をつけるべきだと思いました。
最近では
商品に限らずさまざまなものにおけるブランディングで
他との差別化を図るために、一風変わったものを打ち出すことが多いように感じます。
このお酒も
“メープルシロップのようなお酒”というような意図があったのかもしれません。
しかしながら
何度も繰り返しますが、見誤ってしまったという事実があるわけですから、
これはあまりよくないのではないかと思いました。
仮にアルコールに対してアレルギーを持っている方がこんな目に会ってしまったら
収集がつかない事態になる可能性もありますから、
十分に配慮するべき事項でしょう。
もし
ブランディングとして“メープルシロップのようなお酒”を打ち出すのであれば、
商品1つ1つのパッケージにも、
瞬時にこれはお酒だと判断できる工夫を施す必要があると思います。
商品として打ち出しているくらいですから
何人ものプロが考えに考えを重ねているのでしょうが、
少し配慮が足りなかったかなと感じました。
「慣れ」の怖さ
さて2つ目は、「慣れ」というものの怖さです。
ぼくがなぜお酒をメープルシロップと間違えたかというと、
潜在的に、この容器にこの色はメープルシロップだと決めつけてしまっていたからです。
つまりこれは「慣れ」です。
人間は頭の良い生き物ですから、
生きていく中で何度も反復していることは学習していきます。
ぼくも20数年生きている中で、
何度もメープルシロップを目にしてきて、
「メープルシロップはこんなもの」、「こんなものはメープルシロップ」と
学習して(慣れて)いたのです。
しかし
今回こうやってイレギュラーが起こるとその「慣れ」は何の役にも立たなくなります。
これが怖いところです。
「慣れ」による作業の効率化は凄まじいですが、
イレギュラーの想定やそれが起きたときに対処法などは
その「慣れ」の中で常に考えておくべきだなと改めて感じました。
人生何が起きるかわかりませんから不測の事態に対しての準備は常に必要です。
以上のことを
“メープルシロップのようなお酒”から学びました。
では。