【人生観】伝統の踏襲は危険
みんながこうしてるからこうする
昔からこうしてきたからこうする
否応なしにこうするのはとても危険です。
近年、
「伝統だから」と言って
不合理、理不尽なことをやらせる
お祭りや行事などが浮き彫りになっています。
これは
最近になって
そういうお祭りや行事が増えたというわけではありません。
伝統と言っているくらいだから昔から存在していたはずです。
では
なぜ最近になって浮き彫りなってきたかと言うと、
社会的風潮が変わってきたからです。
今までは、
その伝統に対して「おかしい」「権利侵害だ」
などという意見さえなかったのです。
だから
問題として浮き彫りになっていなかったのです。
逆に
現在はそういうことに社会が敏感になってきているため、
浮き彫りになりやすく、取り上げられやすいのです。
だから
批判が増えているわけで。
この風潮は
個人的にはとても歓迎できるものだと思います。
皆が考えるようになり、常識を疑う。
これはとても素晴らしいことだと思います。
しかし
気をつけなければならないのが、
何でもかんでも疑ってはいけないということ
と
合理的にしすぎて楽しみが無くならないようにする
ということです。
常識を疑い慣例を見直して、
規制に引っかからないように改正する
ということはとても重要です。
しかし
変えなくて良いところまで変えてしまって
楽しみを無くしてしまうというのは
避けなければなりません。
要するに
節度が大切だということです。
ただの野次馬になるのではなくて、
良いところは良い、悪いところは悪い
とはっきり分けて考えることが重要です。
少し話がそれましたが、
伝統や昔からの慣習は
ただ盲目的に従うのではなく
ある程度の節度を設けた批判的態度で受け入れる
ということが大事だということです。