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159日目 生鮮いちごの輸入
のだけんです。
私たちは日本品種の海外展開を事業の柱にしていますが、その逆、海外から日本へのいちご輸出について本日はお伝えします。
日本でも海外から生鮮いちごの輸入はしています。
一位は米国で全体の8割を占めています。次にオランダ、そしてメキシコと続きこの三国でほぼ全てを占めています。
中国からはないのかというと、こちらは加工原料等に仕向けられる冷凍いちごをについては輸入しており、次点がチリとなっています。
生鮮いちご輸入時期は6~11月に集中。理由は明確で国内産地の端境期となるためやむを得なく海外からの輸入に頼っています。
生食というよりもケーキ等に用いられる業務用需要が一年中一定量発生する一方で、日本では春に実る一季成り性品種が多いため、一年中の需要を満たしきれないため、米国やオランダから生鮮いちごが輸入されています。
美味しいから輸入しているというよりも、ケーキの上に乗せるいちごが欲しいため輸入しています。
なので夏に食すショートケーキのいちごが海外のいちごなので、みなさんも一度意識して食してみてはいかがでしょう?
日本のいちごの美味しさを再認識できると思います。
今回のデータは農中総研「調査と情報」2020.3号よりデータは引用しています。
また明日。