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156日目 いちごの包装
のだけんです。
私たちのビジネスの肝は日本品種いちごのブランドを高めることができるか?という点。
高級そうに見えるおしゃれなパッケージにいちごを包んだら高級感出てええやん!ということになればやりやすいのですが、欧州ではそのような手法をすると見向きもされないという事情があります。
ということで、備忘を兼ねて欧州の包装事情をお伝えします。
2050年までの炭素中立を目指す欧州グリーン・ディールの循環型経済行動計画というものがあります。
それを加速させるため、昨年11月、欧州委員会が包装材と包装廃棄物に関する規則案を発表。
具体的には
・包装材のリサイクルや再利用(リユース)の促進
・包装廃棄物の削減
を義務付けるとのこと。
EUでは既に包装廃棄物の削減に向けた規制はあるものの、リサイクルや再利用の実施状況が低調であり、包装材の使用量はむしろ増えているようです。
このような状況を改善するために、EU加盟国には包装廃棄物削減などの目標値を設定。
事業者に対しては包装材をリサイクル可能にすることや、包装材の再利用を義務付けられます。
環境問題に配慮しなければ商売にならないので、包装材などの検討は簡易なものでありながらデザイン性やリサイクルできる意匠にしなければならないのでここは頭を悩ますところとなりそうです。
ということで明日も続きます。
また明日。