稲葉曇の話
『ラグトレイン』めっちゃ好きです。
曲を書いた稲葉曇は2016年から活動していて、主に歌愛ユキを使って曲を作っています。
前述の『ラグトレイン』や『アンチサイクロン』などが一世を風靡しました。
稲葉曇の特徴はその世界観、切り口だと思います。
ざっくり、従来のボカロ曲の世界観は3つくらいで
・『初音ミクの○○』に代表されるボーカロイドという存在が歌う曲
・『カゲプロ』『悪ノシリーズ』などのストーリー的な曲
・『DECO27』などのターゲットの心情を歌った曲
だと思います。
稲葉曇は上記のどれでもない「無機的な世界観を詩的に歌ったもの」な気がします。
使用ソフトが歌愛ユキで、所謂Crypton系統の初音ミク/人気ソフトの結月ゆかりよりも知名度が低く、馴染みがないことがその無機質さに磨きを掛けています。
(結月ゆかりは歌愛ユキと同じAH-Software社製です)
人格あるロボット(初音ミク)でもなければ、馴染みある声(知名度)でもない、合成音声のもつ別の強みを垣間見た気がします。
みなさんの好きなボカロやボカロPをコメントとかで教えてください。
以上です。
※補足※
なんとなく『ダブルラリアット』が無機的な世界観に近いのかも。