ラジオの学校(SOL)がみせる新時代の話
『SCHOOL OF LOCK』はラジオの学校。
月曜から金曜まで毎日、夜22時からTOKYO FMで開校しています。
ぼくは十代の頃、毎日聴いていて、BUMPやRADなど様々なアーティストのトークを聴いていました。みなさんの中にも聴いていたという方がいるかもしれません。
先日、QuizKnockの伊沢さんと河村さんが出演するということで、久しぶりに拝聴。
もう十代ではなく、メインターゲットから外れてしまいましたが、懐かしさとともに楽しく聴くことが出来ました。
そんな中、SOLのいちコーナー「SOCIAL LOCKS」に驚きました。
それは障害・他の国籍・性的少数者などの所謂マイノリティの言葉で括られる人たちにスポットを当てたコーナーでした。
ぼくが聴いた回ではXジェンダーの生徒(リスナー)が自分のことを話していました。
最初に感じたのは「重たい話題を急に持ってきたなぁ」というものです。
ただすぐに「重たい=口を噤まなくてはいけない話題」だと自分が感じていることを恥じました。
その生徒は「小学生の頃は理解されなかったが、中学になって理解されるようになった。環境がわたしを変えた」と話していました。もちろん、周りの変化は大きなものですが、それ以上に時代が進んだのも関係があると思いました。
否定・肯定は別として、考え方が浸透している。
考えが浸透すれば、どちらの立場でもない人間をどちらかの立場に、都合よく考えれば味方が増える可能性があります。
もちろん軽く話す話題ではないけれど、口を閉ざす必要は無い。
SDGsが広まっている現代ですが、十代にもそれが浸透し、さらにそれを発信・受信する場としてラジオがあるのは非常に意義のあることだと思いました。
ラジオの学校は、本当に十代にとっての学びの場になっている。