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ポケモン映画第三作は良質な人妻NTRモノの話
AmazonPrimeVideoでポケモン映画が配信開始しました。
『ミュウツーの逆襲』から始まり、最新の『ココ』まで見放題です。
ちょうど良い機会なので、僕の大好きなポケモン映画を紹介しようと思います。
『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王ENTEI』
【あらすじ】
『グリーンフィールド』でアンノーンの研究をしていた男シュリーがある日、行方不明になってしまう。シュリーの娘、一人残されたミーは父の遺したカードを並べるとアンノーンが現れ、さらに彼女の感情を読み取ったアンノーンがエンテイを生み出す。ミーはエンテイをいなくなった父だと思い、エンテイと二人で結晶塔という理想の世界に閉じこもることにした。
さらにミーはエンテイに望む。「ママが欲しい」
エンテイはミーの望みを叶えるため、主人公サトシの母親ハナコを誘拐してしまう。
雑要約すると「主人公が母親を寝取られる話」です。
ポイントはそれが少女の願いを叶えるという善意から生じている点です。
「善意から生じる悪行」は僕の大好きな要素で、自分の作品でも意図的に用いています。
人間は気持ちから行動に起こすことが多い特異な生き物です。
より詳しく言えば、「本能」とは違う部分、「他者との利害を計算した理性と感情」の振る舞いから非線形な行動を起こします。「理性と感情」は他者を損させようという「悪意」と他者に得を与えようという「善意」を生み出し、そこから望んだ結果を出すために「行動」を起こします。
ここで注目したいのは「善意」と「善行」が全くイコールで繋がっていない点です。
善意は過程におけるスタートの話。一方で善行はゴールした後の解釈の話。
スタートはひとつでもゴールは解釈する人間によって無数に別れてしまう。
つまり「善意」で始まった行為は「悪行」に終わってしまうこともある。
でもそんなの悲しいじゃないですか。
その歪さが愛おしくてたまらないのです。
同じような話に遊戯王5D'sの「イリアステル」という組織の話もありますが、これはまた今度にします。
結晶塔の帝王ENTEIには他にもたくさんの見所があります。
美麗な結晶塔のビジュアル、アニメ本編でも人気なサトシのリザードンの活躍、自由な世界で想像力の羽を伸ばすミーの演出。
個人的に100点の出来です。
是非これを機にご覧になってみてください!
よろしければこちらもお手に取りください。
以上です。