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記憶のフィルム
# 101
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記憶のフィルム
「目を閉じれば、いつだって蘇る」
映画“ブルー・君は大丈夫”から思い出深い台詞をテーマに書いた。
クレオが以前、ぼくに映画のフィルム缶をくれた。触れると楽しかった思い出が浮かぶという、空想のフィルムだ。
どれほど大事な記憶であっても、ある時期から思い出すことができなくなったり、思い出せても同じ通りには蘇らないことがある。
そう考えると、記憶が鮮やかに思い出せる、というのも一つの魔法かもしれない。
クレオの感想
『色合いがとても綺麗だけど、それって線画の濃淡が整ってるからなんだよね。アケルが線画を大事に描く理由が分かったよ。
フィルムは海岸で遊んだ思い出かな?』
「タツはあの時いなかったけど、海岸で夕方から夜に歩いた思い出だな」
『そうだよね。おれの好きなMVも海岸で手を振るシーンが出てきたの、思い出した』
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