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1年前の別府旅行での忘れられない味を思い出す

1年くらい前、妻と二人で大分の別府に1泊2日の小旅行に行きました。
その後noteでその時のことを書いたのですが、一旦非公開にして、あっという間に1年が経ちました。そのまま削除しようかとも考えましたが、せっかくの思い出だし、当時のことを振り返りながら、文章を改めて整えてみることにしました。

妻がどこかでゆっくりしたかったらしく、わたしの誕生日も近かったこともあり、比較的に近場の別府に行くことになりました。そこから数日、妻は泊る旅館から行く場所まで、こまかく調べて行程をつくっていました。わたしはこういう旅行でもあまり行程なんかは考えず、大雑把な行き先だけを考えて、あとはその場のノリで動くタイプなので、すごいなぁと感心しながら見ていたのを覚えいています。

さて大分旅行の一日目。別府駅に降り立った妻とわたしは、歩いてすぐのところにある、べっぷ駅市場にむかいました。ここも妻が調べていたらしい。鮮魚店とか青果店とか、地元の人が買い物をしに来るような市場だと思うんですが、なかにはコロッケなどの揚げ物がうっている総菜屋さんだとかパン屋さんだとか、観光客であるわたしたちが訪れても楽しめる店がたくさんありました。

目的のお店は、そんな中の一軒、あげパンの店「fukumimi」。いろんな味の揚げパンが売られていましたが、一番人気だという、きなこのあげパンを食べました。
外はサクサク、場所によってはカリカリ。それなのに中はふわふわ。きなこの優しい甘みがおいしかったです。油で揚げているけどしつこくなくて、さらっと食べれてしまいました。

あげパンをすすんで食べることはない人生を歩んできました。給食にも出たことないですし。でも「fukumimi」のあげパンを食べてから、あげパンにハマり、スーパーなんかに売ってるあげパンを買うこともありました。想像はできていたことですが、レンジであたためても、トースターで焼いてみても、なにをしても、あのとき食べたあげパンには遠く及ばないんですよね。やっぱりこのお店でもう一度たべたい。

ただ最近調べて知ったのですが、どうもこの「fukumimi」、閉店してしまったっぽいんですよね。残念でなりません。

この別府旅行で忘れられない味がもうひとつ。八葉という旅館に泊まったんですが、この旅館での夕食のときにいただいたかぼすジュースです。
旅館のオリジナルらしく、甘さはあるけど、かぼすがゴロゴロ入っててさわやかで、食事のじゃまをしないような味わいでした。
今でも思い出しては「あのかぼすジュースおいしかったよね」と話をするほどです。

あまりにおいしかったので、帰りに別府駅でかぼすジュースを買って、家にあったかぼすを使って自宅で作ってみました。おいしかったけれど、八葉で飲んだものとはまったくの別物でした。

八葉という旅館そのものも、敷地内に離れがいくつもあるタイプの旅館で、露天風呂も貸し切りで使わせてもらえるようになっていて、さらにわたしたちが泊まったお部屋にも露天風呂がついていたので、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。

あげパンは残念ですが、かぼすジュースを楽しみに、いつかもう一度別府に行ければ、なんて思います。

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