育児の記録 2 ― おむつなし育児
ゆるやかな、おむつなし育児
おむつなし育児やECというのを聞いたことがあるかたもいるかもしれません。
最近流行ってるのかな? おむつなし育児。
わたしは、その流行りに乗ろうとしたわけではなく、布おむつ生活を少し楽にしたいなと思ってはじめました。
布おむつを使っていたことで大変だと感じることはそこまで多くはなかったのですが、うんちとかトイレにしてくれたらめちゃ楽なのに……。と思ってはいました。
で、ぼんやり布おむつのサイトを見てたら、おむつなし育児に行き当たったのです。
きちんとやっている人は、1日中おむつなし(トレパンとかは当然はかせる)でやってるみたいですが、それはー、さすがに無理だなー、と思ったので、時々おまるで排泄させるパターン。
3ヶ月頃からはじめました。
我が家の進め方
用意したのは
・おまる(スタート時は峠の釜飯の釜を使っていた)
・水に流せるおしりふき
・参考図書(おむつなし育児―あなたにもできる赤ちゃんとのナチュラル・コミュニケーション)
以上。
おむつなし育児の本を読んで、なんとなくの進め方と、良くある排泄のサインを頭に入れておいて、はじめました。
初日は、朝起きたところで、おまるに抱えて座らせて、チッチ、ウンウンと促してみました。が、出ませんでした。
その後、授乳後だったり、何となく排泄しそうな雰囲気を見計らっておまるに座らせたら、タイミングが合って、おまるでの排泄に成功。
はじめてキャッチできたときは、おぉ! と、子どもと繋がったような気分になりました。
我が家は、1日中おむつなしではなく、基本的におむつで、寝起き、授乳後などの、排泄しやすいタイミングでおまるを使ってみる、あわよくばそこで排泄してもらう、程度のスタンスでやっていました。
面倒なときはおむつだけだったし、成功したらラッキーくらいの心持ちだったのが良かったのか、楽しく続けています。
最初はおしっこのキャッチ率の方が高かったのですが、4ヶ月に入ったあたりから排便のリズムが決まってきて、うんちのキャッチ率も上がり、おむつ洗濯の負担は見事に軽減されました。
成功することが増えると、うまくおまるでしてくれないとき(なんでよー???)と、内心舌打ち、な気分になりそうになりましたが、『あわよくばおまるで』というスタンスは慣れてからも崩さないようにしています。
おまるで排泄をすることが、子どもにも自分にもストレスにならないようにしないと、お互いつらいだけなので。
一応、授乳中に排泄したら、「終わるまで我慢できたら嬉しいな。でももちろん、おむつにしてもいいんだよ」と、声をかけたりはしています。とはいえ、授乳中に排泄したそうになったらその時点でおまるに乗せるので、真っ最中に排泄はあまりしないのですが。
おむつなしをやってて良かった点
まず何より、おむつ洗濯の負担が減ったことですが、それ以外に……
・おむつかぶれがなかった(下痢のときでも!)
・足が元気に動く時期にはいってから、うんちのついたおむつを足で蹴られて二次被害……みたいなことはなかった
・紙おむつの消費量が減った
・排泄物をチェックして、体調とか水分量とかを見られる
・便の処理が楽
・うまくキャッチできると、心が繋がってるな、と思える
そんなところでしょうか。
とにかくやってみると、できるもんだな、と思えます。
おむつなしをやってて良くなかった点
考え方によってですが
・人に話したり、その様子を見せると「無理にさせて可哀想」とか「早すぎる」等といわれる
・たまにおまるにうまく入らず、部屋が汚れたりする
・すぐおまるを片付けられないとき、臭いがある
・おまるでさせることに拘りすぎると、ツラくなる
そんなところでしょうか。
臭いについては、蓋をすれば解決します。ただその場合も、子どもの手の届かないところに置いておくこと必須。
キャッチ失敗については、トイレトレーニングが始まると、どのご家庭でもありうることではありますし、汚れてもいい場所をおまるスペースにすれば、解決します。
離乳食とおむつなし
離乳食が始まると、便は一気に大人と同じ臭いになります。先にも書いた通り、おまるにしてくれると、トイレに流すだけなので処理が楽です。トイレでしてくれれば、いわずもがな。
また、便も固くなり回数も減ってくるので、キャッチもしやすくなります。子どもがうーんと、いきみはじめたらうんちの合図。すぐにトイレに行けばだいたい間に合います。
最近は外出先でも、食事後、店内のトイレでできるようになってきました。処理する大人側も、手が汚れたりする心配もないので、本当に楽です。
気軽にはじめてみるのが続けるコツ
おまるがなくても、トイレで1日1回させてみる、というところからスタートすると、案外できるものです。
先日、親子カフェで隣の席だったグループのお母さんは、お子さんが排便中なのを気づいましたが「あ、今うんちしてるねー」とお友だちと話すばかりでトイレに連れていこうともしていませんでした。
手をぎゅっとにぎるのが癖なのだそうですが、そこまでわかってるのに、もったいない!!
気付いたところでトイレに促せば、途中からでもトイレでできたかもしれないのに。
と、老婆心ながら思ってしまいました。
最初は、知らない場所だと怖がったりしてなかなかできませんが、慣れてくればどんどんできるようになってきます。
試しにできるかなー? と、気軽にはじめるたら、思っていた以上のメリットが、わたしにはありました。