尿意=僕。朝は「おしっこ」で始まり、夜は「おしっこ」で終わる。
朝8時
僕はまだサテンのベッドに包まれて
まどろんでいる。
今日は何を聞こうか。
ラジオもいいな、
それともクラシックを聞こうか。
8時15分
君からのメッセージが届く。
おしっこ
ね、知ってる?
君だけだよ。
「おはよう」や「おやすみ」でなく
僕に「おしっこ」って送るの。
かわいいな。
昭和の終わりに生まれた君。
甘え方がわからない君。
そんな君の
甘え方なんだよね、きっと。
いっぱい して
僕は返事をする。
すてき。
トイレのたびに
僕のこと考えているんだね。
もっと僕に見せて。
君が甘えるところ。