現役ゲームクリエイターが思うAIに対するスタンス
こんにちわ、ietです。最近AIにはまってます。
なんか現役ゲームクリエイターがAI弄くり倒して遊んでいると、怒られそうな気がするので、私が思う(感じる)AIに対するをここでまとめておこうと思います。
クリエイターとAI
AIはゲーム業界で重要な存在だと思っている人が多いと思う。
だって、敵や村人の動きだって実はAIで制御されていたりする。AIでゲームの世界が生き生きとしているわけです。
AIと人のミックスで爆発する技術や芸術だってあると考えている人が多いと思う。
ゲームクリエイターたちはAIを敵ではなく、コッチサイドの物体と考えていると思うし、私の会社でもAIの進化を願っている。
あと業界で使っているAIって自社製のものをミキサーにしていることが多いような気がする。外部のライブラリももちろんあるとおもうけど。
基本丸パクリはしないし、社内の炎上防止フィルターが凄いので下手なことにはならないはず。
ゲーム業界においてAIは欠かせない存在だとわたしは感じています。※私の会社では!
私とAI
私もどちらかといえばAI早く進化してくれと思っている。AIって多分すごい可能性を秘めていると思っている。人が想像できない何かを合体させたキメラを作っている。そのキメラ性がとても興味深い。
あと正直ゲーム業界、独創的な要素が少ないと感じることがある。
過去作のモーションやイラストを少し変えるだけで新しいゲームが作られていることもあったりする。いや、ほとんど多分そう。シリーズ物とか。言えないけど有名なアレとかアレ。
そこで、AIにそういう流用部分を担当してもらい、人間は新しい要素に集中することで、より斬新なゲームが生まれる可能性があると感じている。
AIの問題点
よく問題点に挙げられるのが、所詮誰かの真似事って部分だと思うけど、違うと思う。
美術やってる人なら分かると思うけど、美術史は誰かの真似事で成り立っている。
でもそれはただのパクリではなく、本質を理解しようと勉強して辿り着こうとする努力があり、リスペクトもある。
しかし、AI生成マンたちはリスペクトが欠如していて、上から目線の人が多い印象を受けることが多い・・・これが問題だと思う。
なんというか・・・日曜大工しかできないのに、俺だって家くらい建てられるわって、本業の大工さんに言ってるみたいな感じというか・・・
最近思ったあ~やっぱりAIマンって他人に対するリスペクトゼロやん案件
とある、お仕事サイトで見つけたピーターラビットのような童話の世界感の少女をお菓子の缶のパッケージにするという要望。
AIで作られた少女は可愛らしくデザインされているが、低解像度のためリデザインが必要だった。とてもトレースだけで対処できるものではないと感じた。
パッケージイラストに使えるくらい、きれいで適切なトレースできるようになるまでに、どれだけの血と涙と汗が流れたと思っているんだ。
ボタンポチーでできるから、簡単だと思っちゃうんだろうなぁ。まさにリスペクトゼロ案件。これがAI生成の悪い点。
でもみんな怒ってるじゃん!
ゲームクリエイター(自社)の人は怒ってないし、むしろ歓迎っていうけど、Xじゃみんな怒ってるじゃん!
って言うじゃん。アレ多分怒ってるの本業として食っていけない人だと思う(小声)
なんかいるじゃん、そういう人・・・。セミプロ以下の能力しかないというか・・・それじゃ食っていけんだろみたいな人が怒ってる印象・・・・・・ごめんなさい・・・
Xで怒っている人は主にイラストについて怒っている人と定義しておきます。
あと、「そういう人」とは味のないガムを量産する人とか、いうことを聞かない暴れ馬のことを指します。画力云々の話じゃないです。このことはまた別でまとめようと思います。
まとめ
AI悪くない 悪いのは人
AIと人のミックスで芸術はばくはつする!
少なくともクリエイター(自社/重要)ってあんまり怒ってない
怒ってる人は本業じゃない人
ディープフェイクとか、なりすましとか、悪いことに使おうと思えば鉛筆だって使えちゃうので、これから法整備とかで整っていくといいなぁって思います。