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最近遭遇したすっとぼけ三銃士
自分の非を認められない、謝れない人って皆さんの周りにもいませんか?
今日は、私が最近遭遇したすっとぼけな人びとの話。
第一銃士の話
息子も自立し、部屋が空いたので、最近家の改造を始めている我が家。
リビングに新しいサイドボードを買ったこともあり、家具の移動や不用品の処分などを業者に頼むことにした。いわゆる「なんでも屋さん」だ。
当日、三人の男の人が来てくれた。そのうちの一人はちょっと障害を持っているような感じの人で、話し方や歩き方などからそう伺えた。
仕事は真面目にしてくれていたのだが、家具の移動をしているときに買ったばかりのキャビネットに傷をつけてしまったのだ。その人はやばいと思ったのか、ついた傷を必死に擦って消そうとしている。わたしはその様子を少し離れた後壁から、見ていた。
(あっ、見てしまった・・・・)
見てはいけないものを見てしまったような気がした。こころが重かった。
だから私はその場では何も言えなかった。なぜだろう。。。
その人が障がいを持った人だから?他の人が休憩を取ってるときもその人は一人黙々と作業をしていた。だから同情してしまったのか、??
それはどうかはわからないが、とにかく言えなかった。
これが、後から後悔することになる。
作業が終わり、支払いのときにボスらしき人にそのことを告げた。
するとボスはその人に確認したのだけど、その人が放った言葉は
「やってません。」だった。
私はショックだったが何となく想像もしていたので、わかりました。といい、代金をきっちり払い、帰っていただいた。
その人が自分のしたことを正直に謝ることを少し期待していたのかもしれないが、
ま、しょうがない、その場で言えなかった私の弱さもある。
いい、自戒の機にもなった。
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第二銃士の話
弟のように仲の良い親戚がうちに遊びにくるというので、外に出で待っていた日のこと。というのも、うちは徒歩ではわかりやすい場所なのだけど、車だと一方通行が多く、入り組んでいるのだ。なので、向かい側にあるマンションの前でスマホでナビをしていると、な、なんと、我が家と隣の家の間のほそーい隙間から、にょろにょろっと誰か人らしきものが出てくるではないかーーー!!!
こんなところから人が!?
しかも住人以外の人間が、、、
えーーー!!!誰?誰?だれじゃぁーーーーぃ!!?
見た感じ、若いおんなの人だ。
しかも、うちのガレージの中(敷地内)をスタスタと我が物顔で横切り、大通りに向かって歩いている。
どゆこと?
私はスマホを切り、その人を追いかけ、追い越し、振り返り、その人の顔を見た。
あっ、、
裏に住んでいる人じゃん・・・。小学生くらいの子供がいる教育熱心風な人だ。
「あ、こんばんは」 と、わたし。
「・・・・・」 何も言わない、裏の住人。
(無言かよ・・・)
「いま、そこから出てきましたよね?」私は自分の家の方を指さしながら言った。
「いいえ」
「わたし、向かいのマンションの前から見てましたよ。」
すると、その人は顔色ひとつ変えずに、こう言った。
「見間違えでは?」
はぁ~~???
私の目が異常なのか、そんなものを見てしまったあなたが悪いのよ!と言わんばかりの、この見事な、責任転嫁ーー✨
いや、感心しているばあいではない。
でも、私はこういう人と遭遇したときは、これ以上話をしないことにしている。この手の人と話をしても埒が明かず、時間の無駄だとわかっているからだ。
『どうでもいい人ほど丁寧に接する、、、』
大人として人間関係を築いていく、キホンのキだ。
丁寧に接した故に、相手が異性だと、変に勘違いされてしまう場合もあるのだが、、😅
「あぁ、そうですね、あなたがそういうのなら、私の見間違いかもしれませんね」
“あなたにすっとぼけ主演女優賞をさしあげます。”👑
そう、心でつぶやき、その場を離れた。
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第三銃士の話
最後は同じ会社で働いている、他部署の人なのだけど、この人のすっとぼけ振りは筋金入り。いつもあれがない、これがないと騒ぎ立ては、バタバタしと周りを掻き回している、部内の人たちがちょっと頭を抱えている困ったちゃんなのです。
私はこの人のことを、心のなかで「トミカさん」と呼んでいる。
ドライブ好きだそうで、ハンドルを握ると人が変わるらしいのです。
見たことはないですが・・・笑
その日も、客先に提出する契約書が見当たらないと騒いでいた。
いつものストーリー展開は、騒ぎに騒いだあとで、最後は自分のデスクの書類の山から出てきて、ちゃんちゃん!という、とんちんかん劇場をみせてくれるのだけど、その日のトミカさんはちょっと違った。自分のデスクに書類を置いたのは自分ではないと言い張ったのだ。
「私の机に契約書置いたの、いったい誰なのーー」と、トミカさんが威勢よく叫んでる。
(あーあーあー、言っちゃったよ、、、みんな見てる前で、、大丈夫かい)
「私は今日外出をしていたので、書類関係には触ってないんですけど。」
(まだ、言ってるか、、、)
契約書に社長印が押され、戻ってきたのは昨日のこと、そのことはまわりの人は皆知っている。でも、私は知らない、悪くない、すっとぼけ常習なトミカさんには誰も何も言わないのだ。
次の日、彼女は必要以上にみんなにお菓子を配ったり、ランチに誘ったりと、愛想よく振る舞っていた。少し申し訳ないと思っているのか信用回復に必死だ。
(頑張るところ、そこじゃないでしょ)
私にもプリンを持ってきてくれた、トミカさん。私がプリンとシュークリームが好きだという情報をどこかで入手したらしい。
はて、どこだろう?
「あ、ありがとう。次はおはぎがいいな。」
軽くリクエストしたわたし。うふふ😋
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自分の立場が悪くなることを恐れ、自分の非を認められない人、
バツの悪いところを見られ、開き直り逆ギレする人、
自分のプライドを守るために素直に謝れない人、この人達はこれからも、やってしまったことを誤魔化しながら、自分に嘘をつきながら生きて行くのかなと想像すると、もったいないなって思います。
人間は日々、いろんな感情の中で生きている。完ぺきな人などいない。
間違うのは当たり前だし、だからこそ、間違いをしてしまった後の行動が大事なのではないか、と常々思います。
言い訳がましい事を重ねても、自分が苦しくなるだけですしね。
私も自分のしたことに責任を持ち、謝るべきことには素直に謝罪し反省して生きていきたいなと思う今日この頃です。
見ている人は見ているのだから、、、