お金と手をつなぐ
三十年生きてきて、もう何度目かの「お金がない!」を体験しているところです。
シンプルに不安や焦りもありますが、これはお金との関係を見直すチャンス。古い習慣を手放すときがきたのだと思うと、少しだけ、この事態に喜ばしさを覚えることができます。
さて、どうしてこうなってしまったのでしょう。簡単に言えば、刹那を生きていて、さらにお金に無頓着だからなのですが。「オルタナティブスクールで先生になる」この目標に向かって散歩※していたら、貯金がすっからかんになりました。
※教員免許取得や採用試験合格といった、肩書きを得るための努力ではなく、先生としての在り方や素養を身につけるために、できるだけ色んな体験を積もうとすることを散歩と呼んでみました。
それにしても、これから何かと入り用そうなのに、心もとなすぎるよ。我が経済。なんなら、先生として働きはじめてからも大変さは続いていきそうです。(公的補助を受けていない学校なので、運営は不安定なのです。)
正直なところ、お金を考えることは面倒です。けれども、お金を理由に諦めきれない道がせっかく目の前に開けているのだから、どうにかこうにか、この状況は乗り越えたいものです。
うまくクリアできたら、同じように、教員志望だけど経済面がネックになっている人の励ましになるかもしれないですし。
よし!ちゃんと膝を突き合わせて、お金と向き合ってみましょう!
(お金をテーマにひとりエポック授業。)
手始めに、貨幣の歴史から・・・といきたいところですが、それは追い追いやるとして。今回は、以前も人生の転機に読んだ『マネーセラピー』という本を再読してみました。
心理学やスピリチュアリティーの観点からみたお金と、投資・保険・税金といった実際的な観点(苦手〜)からみたお金。両者がバランスよく盛り込まれた、エクササイズも豊富な一冊です。
さらっと一読して、なかなか得るものが多かったので、以下にメモをしたいと思います。
いますぐできること
◎処遇や報酬に関係なく、100%の自分を与えられているか自己観察。自分で自分の価値を決め、それを与えること。会社が給料を少ししか払ってくれないから・・・というのは被害者意識。自分の選択に責任を持つ。(アカウンタビリティー )
◎学んだこと(自己投資してきたこと)をきちんと活かせているかどうか確認。学ぶことと、それを教えたり、仕事にすることの間にはたくさんのステップがある。自分なりにスモールステップを組んで、最初の一歩を実践する。
◎お金心理テストの結果は「今を生きるタイプ」。思いがけないことがあったときに、落ち込んだりパニックになりやすいということ。将来のことを考えて、毎月少額でも積み立てをしていくこと。
◎自分にとってのよいお金の使い道(投資先)を知っていること。与えることで豊かさを実感できると、もっと豊かになっていこうという意欲につながる。自分がどんどん豊かになることへのブロックが外れる。
◎ただ記録するだけになっている家計簿をもっと活用する。毎月予算を立てて、用途別の封筒に入れて、そこから使うようにするとか。
◎ヴィジョン貯金をはじめる。狙いを定めることで、パワーが集結する。ミラクルが起きることを許可するスペースを持つ。ヴィジョン貯金通帳を4つ作るとしたら、そのプロジェクトの名前は?予算は?
だいたいこんな感じです。
他にも、
○両親への未完了な感情を許す。貧乏でいること、幸せにならないことで、両親に復讐していませんか?
○パートナーの株価。出会った頃から今までどう変動してきたか?相手にきちんと与えていますか?
○子どもは豊かさを連れてくる。お金を理由に子どもを諦めるのはもったいないこと!
といった、新鮮な観点でお金を考えることができました。
やるべきことがわかると、気持ちが前を向きますね。わくわく。