【予測不可能】老後考えて家づくりしてますか?
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はじめに
今回は将来のために家づくりでやっておくべき老後対策を6つに分けてお伝えしていこうと思います。
今ご覧になっているあなたは老後の生活に関して考えながら家づくりをされていますか?
家はほとんどの方が同じ場所に住むことになるし、なかなか建替えようにも簡単にはできないですよね。老後何が待っているかというと体の老化です。足腰は悪くなって今までできていた階段の上り下りや家事などが自由に出来なくなったりします。年をとってから家をリフォームしようとしても時間もお金も余分にかかってしまう可能性があります。
そこで今回は将来の安全な生活を送るために新築を建てるときにやっておくべき老後対策6つのポイントを紹介します。これからマイホームを建てて暮らして行く中で、仕事や家事、子育て、使いやすい動線が良い!というのはもちろん大切ですが、誰でも年をとっていきますので、その時の準備も合わせてしておくと20~30年後の老後にも建ててよかったなと思える家づくりになります。今回の記事で生涯にわたって住みやすい家はどういうものなのか?など参考にすることが出来ますので、是非最後までご覧ください。
老後考えるべき対策
将来一階に寝室を作れるようにする。
水回りをまとめた間取りにする。
一階の収納を充実させる
洗濯物を干せる場所を一階にも確保する
廊下を通りやすくする
平屋で立てることも検討する
になります。
上記にあげた6つは暮らしやすさを大きく左右する大切な部分で、さらには後から直そうと思ってもなかなかできなかったり、費用や時間かかってしまう部分になります。
それでは1つずつ解説して行きます。
将来一階に寝室をつくるようにする
当たり前ですが、年を取ると当然階段の上り下りが大変なので、一階だけでひと通りの生活ができるようにしておくと、老後がとても楽に生活できます。家を作ったばかりの時は子供や家族みんなで寝るために二階を寝室にしてもいいと思いますが、将来的に一階に移動できるようにしておくと便利です。とは言っても一階は玄関やLDK、水回りなどが集中していてボリューム的に寝室を作るスペースを確保するのは難しいかもしれませんが、例えば一階のリビングを少し大きめに作って、将来四畳半ぐらいに仕切れるようにしておくなど少しの工夫でコンパクトな寝室を作ることは可能です。将来、階段の上り下りが大変になるのは確実です。もし予算的に可能であれば、一階に寝る場所を想定した家づくりをしておきましょう。
水回りをまとめた間取りにしてみる
水回りは主にキッチンや洗面、トイレ、お風呂などのことですが、これらをできるだけ近くに配置すると家事をするにあたっての動線が短くなるので、奥様の負担を減らせることが出来ます。また、年をとったときにも移動を最小限にすることができお身体への負担を軽減できます。もし今後一階に寝室を設置する場合には、できるだけ寝室の近くにトイレを設置するように意識していれば年をとってトイレが近くなったときにも便利です。老後というと、なんとなく寝たきりみたいなイメージを思っている方がいるかもしれませんが、多くの人は動けなくなるまで全部自分でやろうと思っていますし、実際にそうしている人が大半です。なので、水回りをまとめておくのは建ててすぐの生活だけじゃなくて、自分の将来への配慮にもなるので、出来る限り取り入れるようにしてみてもらえると将来楽に生活ができると思います。
一階の収納を充実させる
これは2つ目の一階に寝室を作ることと繋がっていきますが、一階に寝室が来れば当然、そこでの生活がメインになるので、二階に収納を集中させてしまうと、一階の収納が足りなくなります。初めから一階に収納を多くとればいいのですが、限られた坪数の中で一階だけ集中させてしまうと二階の子供部屋などへ収納を置くことが出来ません。家族それぞれの用途を考えると、多いのがつい収納を二階に集中させてしまって、一階の収納はおろそかになりがちです。もちろん敷地の広さが限られていたり、予算がギリギリの場合は難しいかもしれませんが、それでも将来の為に一回収納充実させた方が良いと意識していれば、多少でも工夫してスペースを確保できると思います。生活の場所を移すイメージがある方は収納も合わせて考えてみてください。
今から老後なんて考えられないという方が多いと思いますが、一階の収納スペースを多くとったからと言って、そこに若いうちに収納をパンパンにしてしまうと後が大変です・・・。あくまで、少しの余裕をあけてもらいながらこまめに断捨離をしてもらうと過ごしやすい生活空間が取れると思いますので意識してみてください。
洗濯物を干せる場所を一階に確保すること
若い時はもちろん足腰なんてのは動かしてなんぼ!というものですので、二階のベランダでもあまり負担にはなりませんが、いざ年を取ったときに洗濯を干すためだけに、二階に上がるのは結構大変ですよね。要するに、どこで洗濯物を干すか考えておくようにしましょうということです。
例えば、家の一階にランドリールームを作ったり、乾燥機を設置したり、家の一階に干せるスペースを用意したり・・・。
ただ、防犯面で一階に洗濯物を干したくないという方もいると思いますので、そのあたりまで考慮して洗濯物の干す場所を考えた方がいいです。
最悪、住宅は年齢や家族構成の変化に合わせてリフォーム等すれば変えていけますが、老後資金が不安定という時代に、多くの費用をリフォームに使うのは、気が引けることもあります。なのでざっくりとでも計画しておくのが理想です。例えば、「将来的にこうしておきたい」から「今の間取りはこうしておこうや少しスペースを取っておこう」など考えてもらえると小さい工事だけで済むかもしれないので、今後のリフォーム費用を減らすことが出来ます。実際お家のプラン作りを住宅会社さんとしてると、正直将来のイメージがわかないと思いますが、その抽象的なイメージを具体化するのが住宅会社さんの力の見せ所でもありますので、ざっくりとしたイメージが湧いているのであれば、伝えてみるといいですよ!
廊下を通りやすくすること
通りやすくといっても、特別に幅を広くするまでは必要ありません。
なるべくモノを置かなかったり、廊下をあまり作らない間取りに工夫するだけでも充分だったりします。将来、車椅子になったことを考えると、廊下の幅も通常より広くしないと通れないと思っている方もいますが、一般的な日本製の車いすなら普通の廊下幅でも実は通れます。実はそういうことも加味して作られているんですよね。単に廊下を広くすると建物面積も多くなっってしまいますし、冷暖房も効きにくくなります。冬場は寒くて夏場は暑いになってしまうということですね。
だからこそ、もし必要性が湧かなければ廊下を無理に作らなかったり、なくすように間取りを工夫して+万が一、車椅子の生活になっても不自由のない生活ができるような工夫ををするようにしてみてください。
平屋も検討してみるといいかも
これは当たり前ですが、平屋の場合は元から洗濯物を干すのも収納関係も全て一階にあるので、老後対策だけで考えるなら一番理想的なお家です。
老後だけじゃなく若い時の生活でも階段が無いので、自分の部屋に行くのに二階上がる必要もないし、重い洗濯物を持って上がる訳ももないので、生活がとても楽になります。だからこそなんですかね?デザインもそうですが、今平屋はとても人気になっています。よく平屋は金額が高くなってしまうと意見を聞きますが、実際に計算してみるとそんなことはなくて、同じ間取りの二階建てと比べると階段がない部分面積は抑えられるし、材料も削減できます。実は二階建てとさほど変わらない金額で建てることができます。
あとは住んでから20~30年経った時の塗り替えのメンテナンスコストも、平屋の方が少なくて済みます。ただ、一つ欠点としては広い土地が必要だということです。住宅は家だけを建てればいいかというとそうではありません。車を何台停めるかどうかにもよりますが、最低でも50坪ぐらいは敷地が必要になったりします。土地費用が高くなってしまうということですね。
土地を加味して二階建てと平屋で差し引くと、結論平屋の方が高くなってしまうということです。
だからこそ、注文住宅を今後建てるあなたは、家だけを考えるのではなく、土地や諸経費を含めたトータルコストをしっかり考えた上で、どんな家がいいか?を考えてみてください。
まとめ
最後まとめに入りますが、多くの方が家を建てたら老後まで終の棲家としてマイホームで暮らして行きます。当たり前にライフスタイルは変化していきますし、年齢とともに体力も無くなってくるので、できるだけ長期スパンで家づくりを考えて、老後のことも視野に入れながら考えてもらうと後々の後悔や費用負担を減らせるのではないかなと思います。
以前の記事と繰り返しになりますが、今後年金がもらえなくなることはありませんが、額が減るのは必然です。
さらには医療費など高齢者への負担がたっぷり上がると予測されています。
そんな収入が低くて、出費が多い時にリフォームとなると、家計への代打気になりかねません。
ざっくりでも構いませんので、予測をして家を考えていただければ幸いです。